鍼灸治療は1回で治りますか?

A.ぎっくり腰、寝違いなど、症状が出てから2~3日以内のものであれば1~3回くらいで治ることも多いです。しかし、慢性的なものの場合は、1回の治療毎に症状の改善はできますが、その効果が持続して完治というレベルにするのは難しいものがあります。完全に症状がなくなる状態にするためには、回数、頻度を多くする必要があります。

鍼灸治療は魔法ではありません。1回の治療で全てが完璧に良くなる(=完治する)と言うことはありません。
しかし、1回の治療でも体や心に何かしらのアプローチ・アクションをかけることはできます。
問題は、その効果が持続するかどうかです。

例えばぎっくり腰、寝違いのような急性のものであれば、たとえ症状が激しくても、症状はまだ浅く、患者様の体力も十分に残っているので、1回から数回で治ることが多いです。しかし、慢性的な腰痛や肩こりなどですと、症状は身体の奥深くに定着しており、それを治すだけの体力が患者様に不足していることが多いため、1回の治療だけでは治療効果は一過性で、また元に戻ってしまいます。

そこで、鍼灸治療を受けようかなと思っていて、でも、そんなに何回も通えないなという場合は、身体の体力や、症状が慢性なのか急性なのか、また、症状の出た時期なども考慮していただけたらと思います。もし今日、昨日発生したようなぎっくり腰や寝違いであれば、1回でも大部変化を起こせる可能性はあります(ただし、治るとは言い切れません)。

このような話をいたしますと、「なんだ、鍼灸ってそんなに効かないんだ」と思う方もおられるようです。
しかし、考えていただきたいのは、これは西洋医学も同じだということです。
西洋医学ですと、腰を痛めると湿布を貼ったり、痛み止めを飲んだりします。
しかしそれも、一度湿布を貼ったり、痛み止めを1回飲むくらいで治るものではありません。
一日に何度も湿布を張り替えたり、何度も痛み止めを飲んでやり過ごした経験があるはずです。
つまり、西洋医学でも数回以上は湿布や痛み止めで治療をし、痛みが取れるまで一週間くらいはかかるわけです。

それに比べると、このぎっくり腰や寝違いの例でいえば、鍼灸の方が治療回数・頻度は少なく済むことが多いです。
どちらがいいかは患者様の選択ですので、受診される場合は鍼灸の情報をご検討してみて下さい。

鍼灸のご利用の仕方は様々で、西洋医学の治療を中心にしながら鍼灸を補助として利用している方、鍼灸をメインにしている方、日頃のメンテナンスは鍼灸で、治療は西洋医学でする方など様々ですので、ご質問やご相談がある場合はお気軽にご連絡ください。

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