妊婦の方へ
現在の小児鍼について
現在、源保堂鍼灸院では、小児鍼の新規の受付は、諸事情によりお休みさせていただいております。尚、今後の小児鍼再開の目処は立っておりませんのでご了承下さい。
※ これらのコンテンツは、小児鍼というものをご理解していただくために消さずに遺していることをご了承下さいませ。
赤ちゃんの治療はお腹の中にいる頃から
赤ちゃんの良い体質作りは、妊婦のときから始まっています
赤ちゃんの体質は、生命が発生した頃から作られはじめ、お腹の中での十月十日(とつきとおか)の期間をかけて、人間として必要な器官や組織を作り、お子様の体質が作られていきます。
西洋医学の発生学と同様に、東洋医学にもまた発生学があり、詳細に一ヵ月毎の観察がなされています。当院では、その東洋医学の発生学に基づいて、各期間に必要な経絡を調えていくように治療をしていきます。このような治療をしておきますと、生まれてくる子供は元気で、とても丈夫なものです。
実際に治療を受けておりますと、「鍼をしている間赤ちゃんの動きが活発になってました。」とおっしゃる方も多くあります。
母子の健康を保つ
お腹の中の赤ちゃんが大きくなってきますと、物理的にその重さによって腰痛が起きたりします。また、身体の代謝や栄養摂取も二人分になりますので、妊娠による糖尿病などが起きたりもします。その他にも、慣れない生活によってストレスが生じやすかったり、風邪なども引けないなど、普段の生活に安定を求められます。
そこで、東洋医学・鍼灸治療は副作用がありませんので、このような状況でもしっかりと治療を施すことによって母子の健康をともに保つことが出来ます。
病院の検査と共に、東洋医学・鍼灸治療も同時に受けられますと、より万全な出産になり、出産後も母乳の出が良かったり、お子様の成長も順調なことが多く、母子の成長にいい事が多くあります。
高齢出産の方にも
最近では年齢の高い方の初産も増えておりますが、鍼灸治療を受けておりますと、筋肉も緩みやすくなりますので、出産も軽くなるという報告も多くあります。出産日に向けて定期的に鍼灸を受けておくことをお薦めいたします。
つわりの治療
妊婦の方にとりまして、つわりの症状はたいへん厄介なものです。つわりは胎盤が安定するまでのホルモンバランスの崩れでおきるものですが、逆に言えば、つわりがあるということは、胎盤をしっかりつくろうと身体が反応しているものですので、つわり自体は決して悪いものではなく、正常な身体の機能です。しかしながら、つわりの症状があまりにきつい場合は、十分な食事も摂れず、胎児の成長に支障が生じますので、つわりの症状を少しでも軽くしておくことは、胎児にとっても、母体にとってもとても大切なことになります。
東洋医学・鍼灸治療では、昔からつわりに良いといわれるツボがいくつかあります。当院では、このツボに加えて、本治法(伝統的鍼灸術)を行うことで、さらに効果を高めています。
逆子の治療
妊婦の方にとってもう一つ気がかりなのは、逆子ではないでしょうか。臍の緒が絡まったりしますと出産時に危険もありますので、場合によっては帝王切開になることも少なくありません。出来れば自然な出産で我が子を生んでおきたいと願う方がほとんどだと思います。東洋医学・鍼灸治療では、昔から至陰というツボに、逆子を治す効果があることが知られています。当院では、この至陰を使用し、かつ本治法(伝統的鍼灸術)を加えて効果を高めています。