短時間で、全身の調整ができる鍼灸
時間の節約というメリット
源保堂鍼灸院の施術は、「十二正経と奇経八脈の本治法」ですが、これは、身体全体の調整をしながら、症状のあるところを改善するものです。
しかし、全身に鍼を刺すわけではなく、本当に必要なところに鍼をし、つぶを貼り、お灸をしていくのみですので、所要時間は30分(初診は問診や鍼の説明などをしていきますので、1時間となります)となります。
全身調整の鍼灸の多くは、40~90分くらいかかるところが多いので、30分では短いと思われる方も多いようです。
そのため、30分の施術が短いと思われるには正直不人気かもしれませんが、通われている方の多くは、30分で全ての調整が終わり、短時間で全身の調整ができるというところにメリットを感じられているようです。
東洋医学のエッセンスを凝縮した30分
また、時間の節約というメリットだけではなく、源保堂鍼灸院では、30分以上かかる鍼灸施術は、身体への負担が大きく、疲れるだけになってしまうことが多いことや、無駄に時間をかけると、施術効果が散漫になって本当に効かせたいところに効かないことを、これまでの施術経験から認識しているが故に、施術は30分でまとめることにしております。
源保堂鍼灸院の本治法は、過不足のない、東洋医学のエッセンスが詰まった30分です。
全身・根本的なところへのアプローチ
全身治療
五臓六腑のバランスを整える
東洋医学では、身体の中にある臓器のことを“臓腑(ぞうふ)”と称しますが、これは五臓と六腑(五臓「肝・心・脾・肺・腎」・六腑「胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦」)に分類され、さらにそれらを五行思想に基づいて、五行に配当しています。
この身体内部にある臓腑の五行のバランスを整えることが、東洋医学の「全身治療」になります。
身体全体に効果が波及します
各五臓の機能が強くなりすぎず、弱くなりすぎず、お互いの働きを十分に助け合って調整していることが、健康な身体であり、その状態を維持することが健康の秘訣となります。五臓六腑のバランスを整えますと、身体を流れる気・血・津液(水分)が整います。これは全身を流れ、生命を維持しているものですので、鍼灸治療で五臓を調整することは、全身のバランスを整えることになり、身体全体に効果が波及することを意味します。このように、全身を診る視点と、全身を調整する治療が、鍼灸治療本来の姿で、源保堂鍼灸院が施術する「本治法(ほんちほう)」でそれが可能となります。
根本治療
木に例えますと、身体全体は木の幹・根本であり、患部や症状が現れる身体の各部位は木の枝葉に相当します。この例えからも分かると思いますが、身体の健康を保つには、枝葉の調整ではなく、幹をしっかり育てることが大切になります。身体全体を見つめる東洋医学・鍼灸医療は、まさにこの幹を育てる根本の治療になります。特に「本治法」によって根本を整えることは、枝葉を含めた全体を整えていくことにつながっていきますので、症状を治すだけではなく、同時に体質改善、体力の向上といったことも可能になります。
肩こり、腰痛、生理痛、頭痛などの具体的な症状も、その部分が病んでいるだけではなく、原因は内臓からきていることも少なくありません。そういった症状に対しては、単にツボを刺すだけの簡便な症状治療では根本的な解決にはなりませんので、そこに鍼灸師という仕事師としての役割が出てきます。
* 長い時間をかけて施術して欲しい方にとっては、不満が残るかと思いますので、他の鍼灸院を探してみてください。
* 施術に関しては、「鍼灸受診相談」というのもしておりますので、お気軽にお尋ねください。