症状の深さについて - 鍼灸鍼療の回数・頻度の目安
急性期のものについて
急性期のもの(ぎっくり腰や寝違えなど)で治りが早いもの
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- 昨日、今日やってしまった急性期の症状(ぎっくり腰や寝違えなど)
- 比較的体力がある
- 日頃の生活習慣が比較的安定している
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このような条件であれば、1~数回の鍼灸でかなりの効果を期待できます。
急性期の期間を過ぎると体力も落ちて、症状も深く入っていきますので、こじらせる前になるべく早く受鍼されることをお薦めいたします。
この場合の鍼療の目安
鍼療期間: 短期間(1回~数回)
鍼療頻度: 間を空けずに続けて(2日おきや3日おきに)鍼灸を受けることをおすすめします。
[su_service title=”補足” icon=”icon: tag” icon_color=”#010677″ size=”24″]ぎっくり腰を経験されたことがある方は、あの激しい痛みを思い出すと、とても浅い症状のようには思えないと思います。 しかし、昨日・今日やってしまったぎっくり腰はまだ浅いところでくすぶっている症状です。 また、まだこの段階では体を元に戻そうとする体力も十分にありますので、症状が強くても浅いものと考え、早い改善が見込まれます。
痛みが起きてから1週間以上過ぎている場合は慢性期に入りますので、この条件には当てはまらなくなります。[/su_service]
生活習慣について
いま、体力の有無についてお話ししてまいりましたが、体力の有無の他に、生活習慣も大事になります。
もともとの体力があっても、食事が乱れていてはその力を十分発揮することはできませんし、身体を元に戻すためには、十分な睡眠が不可欠の場合もあります。
仕事が忙しいのはよく分ります。
しかし、身体を良くしようと思ったら、自分の身体のケアを優先順位の上位に上げてほしいというのが、施術者の切なる願いであります。
鍼灸の受鍼をお考えになるようでしたら、自分の身体だけではなく、自分の生活も見直す気持ちでいらしていただきたいと思います。
2.身体の不調・病気の軽重、深浅、慢性か急性かなど
身体の不調の軽重や深浅
単純に、身体の不調の程度が軽いものは、治りも早いです。逆に、症状が重い場合は、時間がかかることも多く、最初の数回は施術の効果を実感できないこともあります。
ただし、これも「1.患者様の体力の有無と生活習慣」と関係しており、身体の不調が重いものであっても、自己治癒力を発揮するための体力がしっかりとある方は、施術者が想定している以上に、早く結果が出る場合もあります。逆に言えば、生活習慣が悪い場合は、不調の程度が軽くても、効果の出方が思わしくない場合もあります。
急性の症状、例えばぎっくり腰や寝違い
ぎっくり腰や寝違いのように、昨日、今日やってしまったような日の浅い症状は、1回~数回で好転していくものがほとんどです。
※ 受傷して数週間や数ヶ月が経っているものや、体力が著しく下がっているときなどは、治りが悪いこともあります。
例えば慢性化しているもの
数ヶ月単位、年単位の症状は、症状が改善するまでに時間がかかることがあります。
※ 以上の概要は、これまでの治療実績や、患者様からのご感想などを基にまとめておりますが、効果の出方や治癒までの期間、また効果があるかないかなどは個人差もあることをご了承ください。期間や効果の目安もまとめたページがありますので、そちらを併せてご覧になってください。
※ 源保堂鍼灸院の鍼灸治療の特長を挙げて参りましたが、当然ながら、当院の鍼灸治療が不向きな方もおりますので、以下に該当する方は、他の鍼灸院をあたってみてください。