医食同源・薬食同源のお話し
身体の基本は食事から
私たちの身体は、私たちが普段食べている食事からできています。
身体は常に代謝をし、古いものを新しいものへと入れ換えています。
例えば、代謝をしていないと思われがちな骨も、2年くらいかけて入れ替わっていると言われています。
日々の食事は、積み重ね。
良い食事をすれば、良い身体になりますし、
悪い食事をすれば、悪い身体になるのは当然です。
そこで、源保堂鍼灸院では、鍼灸施術とともに、食事のアドバイスもさせていただいております。
医食同源・薬食同源
東洋医学には、薬膳という分野があります
東洋医学が発祥した中国では、古来、皇帝の食事を担当する「食医」という官職がありました。
この「食医」は、とても位の高いもので、医師と同じ地位があり、医療の一つとして活躍していたそうです。
このような伝統から、東洋医学には、「医食同源」「薬食同源」という言葉があり、日々の食事の重要性が言われつづけてきました。
現代にも伝わる『本草綱目』『食物本草』といった本草書や、薬膳の智慧などを参考に、そしてもちろん現代栄養学のことも考慮に入れながら、アドバイスいたします。
東洋医学の観点から身体を診ながら、患者様の体に必要な食事・食材をお伝えします。
また、受付に国際中医薬膳師の資格を持った者がおりますので、そちらからもアドバイスをさせていただきます。
*より本格的に食養生の指導をしてほしいという場合は、源保堂鍼灸院・薬膳部の「薬膳相談室」をご利用ください(「薬膳相談室」は、特別に時間を割きますので、有料となります)。
食事と身体は密接に関係します
東洋医学・鍼灸治療では、両親からいただいた生命力の基を「先天の気」と呼び、生まれた後に補っていくものを「後天の気」といいます。この「後天の気」とは、呼吸と飲食から成り立っています。飲食とは、つまり我々が毎日口にしている食事の事を指します。食事で食べたものが我々の身体の成分を作り上げていきますので、食事の質、内容といったものがダイレクトに我々の身体や健康に影響を与えることになります。このことを古来より、東洋医学・鍼灸治療では「医食同源」と呼びます。
鍼灸治療と共に食事も大切に
表参道・青山・源保堂鍼灸院では、この東洋医学・鍼灸治療の「医食同源」「薬食同源」の思想から、食事の指導もさせていただきます。そのときの身体の状態に合わせて、摂っていただきたい食材や食事を伝えることがあります。また、逆に摂り過ぎていて身体に良くないものを指摘することもあります。両者とも耳の痛いこともあるかもしれませんが、鍼灸治療をより効果のあるものにするためにも、どうか耳を傾けていただき、日ごろの生活に取り入れていただけたらと思います。