
このページのポイント
このページでは、源保堂鍼灸院の鍼療メニューについて書いています。一般的なイメージとして、鍼灸やマッサージは、「40分○○円」といった時間別のメニューや、「肩こりコース」「腰痛コース」などの部位別のコースがあるのでは?と思われるかもしれません。しかし、源保堂鍼灸院には、「本治法」という一つのメニューしかありません。ここでは、どうしてそういったメニュー設定をしているのかを解説しています。
Nothing is more important than health
身体と心をひとつとして
東洋医学・中医学には「心身一如」という考えがあります。これは、身体と心を一つとして捉えていこうという身体観です。体は部位が独立しているのではなく、すべてが有機的につながっています。
このつながりを大切にして身体を観ていきます。

東洋医学のエッセンスを凝縮した30分

短時間だからこそできること
源保堂鍼灸院では、30分以上かかる鍼灸鍼療は身体への負担が大きく、疲れるだけになってしまうことが多いと考えております。
これは、気という体のエネルギーが全身を15分で巡ることを根拠にしています。
また、鍼灸鍼療に無駄に時間をかけると、その効果が散漫になってしまい、本当に効かせたいところに効かないことが多々あります。そしてそれだけではなく、過剰な鍼療がかえって症状を悪化させてしまうこともあるからです。
以上のことから、源保堂鍼灸院の鍼療時間は30分でまとめることにしております。
鍼の太さについての一考察
使用する鍼の太さは、流派や各先生の考えによって異なりますが、鍼療の効果の優劣とは関係はありません。 あくまで源保堂鍼灸院のこれまでの経験や実績から考察してきた結論です。
鍼灸院の中には、太目の鍼を使用しているところもありますので、比較として他のところでも尋ねてみてはいかがでしょうか。
時間の節約というメリット

時間は貴重です、無駄にはできません
源保堂鍼灸院の施術は、「十二正経と奇経八脈の本治法」ですが、これは、身体全体の調整をしながら、症状のあるところを改善するものです。
しかし、全身に鍼を刺すわけではなく、本当に必要なところに鍼をし、つぶを貼り、お灸をしていくのみですので、所要時間は30分(初診は問診や鍼の説明などをしていきますので、1時間となります)となります。
この30分間で、全身の調整を行っていきます。
現代社会にとって、時間はとても貴重です。
たとえ鍼灸鍼療が体によく、体と心のメンテナンスのためといっても、そこに1時間や1時間半など費やすことはななかな難しいのではないでしょうか。
源保堂鍼灸院の鍼灸鍼療は30分です。
しかもそれで十分な全身の調整ができます。
体と心の調整を短時間で行え、かつ自分の貴重な時間も有効活用できるというのは、この現代社会においてはとても価値のあるものではないかと考えています。
正直なところ、源保堂鍼灸院の鍼灸鍼療は、30分の鍼療が短いと思われる方には不人気です。なので、この時点で当院の方針と会わない方は、他の鍼灸院を探されるとよろしいかと思われます。
現在通われている方の多くは、30分で全身の調整が終わり、短時間で体と心が元気になっていくという、凝縮された30分に価値を見出さされております。
全身・根本的なところへのアプローチ
どうして30分でいいのでしょうか?
五臓六腑のバランスを整える
東洋医学では、身体の中にある臓器のことを“臓腑(ぞうふ)”と称します。
この臓腑は五臓と六腑(五臓「肝・心・脾・肺・腎」・六腑「胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦」)に分類され、そしてそれらは五行思想に基づいて、五行に配当されています。
この身体内部にある臓腑の五行のバランスを整えることが、東洋医学の「全身鍼灸」ということになります。
身体全体に効果が波及します
各五臓六腑の機能や関係が強くなりすぎず、また弱くなりもせず、お互いの働きを十分に助け合って調整している状態、それが健康な身体であります。
そしてその状態を維持することが健康の秘訣となります。
五臓六腑のバランスを整えますと、身体を流れる気・血・津液(水分)が整っていきます。これらは全身を流れ、生命を維持しているものですので、鍼灸鍼療で五臓を調整するということは、全身のバランスを整えることになり、身体全体に効果が波及することを意味します。
このように、全身を診る視点と全身を調整する鍼灸鍼療が、源保堂鍼灸院の基礎になります。
根っこを大切にする鍼灸
私たちの体を木に喩えますと、身体全体は木の幹・根本であり、患部や症状が現れる身体の各部位は木の枝葉に相当します。この喩えからも分かると思いますが、身体の健康を保つには、枝葉の調整ではなく、幹をしっかり育てることが大切になります。
身体全体を見つめる東洋医学・鍼灸鍼療は、まさにこの幹を育てる根本にあぷろーちすることになります。特に源保堂鍼灸院が採用している鍼灸の方法は、根本を整えることに重点を置いています。
もちろん痛いところ、症状のある患部を改善していくことが大切ですから、枝葉を無視するわけではありません。枝葉を含めた全体、全体のなかの部分である枝葉として木全体を診ていきます。
症状を改善することだけが目標ではなく、同時に体質改善、体力の向上といったことが目標であり、それを可能にするのが東洋医学・中医学らしい鍼灸鍼療ということになります。
肩こり、腰痛、生理痛、頭痛などの具体的な症状も、その部分が病んでいるだけではなく、原因は内臓のバランスの崩れからきていることも少なくありません。そういった症状に対しては、単にツボを刺すだけの簡便な症状治療ではなく、根本的な解決をはかることが大切で、そこに鍼灸師という仕事師としての役割、価値があると考えています。
当院ご利用にあたってのご注意
鍼灸鍼療の結果は個人差があり、身体の状況や病気の重さなどによっては、患者様が望む結果が出ないこともありますことをご承知下さい。また、回数や頻度についても、改善までには個人差がかなりあります。そこで、「何回で治るか?」ということにこだわる方は、そもそも鍼灸鍼療には向いてないと思いますので、西洋医学・病院での診察、施術をお勧めいたします。「回数や頻度」の目安のページもありますので、そちらもご参考になさって下さい。
当然ながら、当院の鍼灸が不向きな方もおります。当院の鍼灸鍼療方針やコンセプトと合わない方を掲載しているぺーじもありますので、当院の受鍼前のご参考になさって下さい。
「私はもっと時間をかけてほしい!」「たくさん鍼をしてほしい!」という方もいるかもしれません。しかし、源保堂鍼灸院では、そういったご要望にはお応えできませんので、他の鍼灸院を当たってみて下さい。
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