健康は食から
こころと身体の健康
その基になるのは食事です
東洋医学・中医学には、「医食同源」「薬食同源」と言う言葉があります。これは、私たちのこころや身体の基本は食事であると言うことを端的に物語ってものです。源保堂鍼灸院では、鍼灸の施術の際に食事のアドバイスもして参ります。
からだとこころの
基本になるのは
今日食べる食事
東洋医学・中医学では、胃腸をとても大事にします。これは、臓器としての胃腸だけではなく、胃腸に入ってくる食事のことも指しています。私たちのこころと身体は、日々の食事で出来上がっています。源保堂鍼灸院では施術のときに分かることを元に、食事のアドバイスもいたします。
医食同源・薬食同源のお話
こころと身体の基本は食事から
日々の食事は、積み重ね
私たちの身体は、私たちが普段食べている食事からできています。
身体は常に代謝をし、古いものを新しいものへと入れ換えています。例えば、代謝をしていないと思われがちな骨も、2年くらいかけて入れ替わっていると言われています。そして、私たちのこころもまた、食事が基になっていると言っても過言ではありません。
日々の食事は、積み重ね。良い食事をすれば、良い身体とこころになっていきます。そこで源保堂鍼灸院では、鍼灸施術を通して分かる身体の傾向や今の状況から、簡単ではございますが、こんなものを食べたらいいですよと言う、食事のアドバイスもさせていただいております。
食事についての一考察
東洋医学・中医学には薬膳という分野があります。これは、食事によって身体を整えていこうと言うものですが、特別な生薬を使う料理とは限りません。日々食卓に上がるような食材にも、それぞれに温めるもの、冷やすものといった性質があったり、肝臓や心臓に良いという薬効があったりします。そういった食材に関する豆知識の宝庫が薬膳という学問であります。源保堂鍼灸院でも、そういった身近にある食材を、皆様の身体に合わせてご紹介してまいります。
食事と身体は密接に関係します
身体の基本は食事から
後天の気は食事から
東洋医学・中医学では、両親からいただいた生命力の基を「先天の気」と呼び、生まれた後に補っていくものを「後天の気」といいます。この「後天の気」とは呼吸と飲食から成り立っています。当たり前のことですが、飲食とは我々が毎日口にしている食事です。つまり食べたものが我々の身体の成分となりますので、食事の質、内容といったものがダイレクトに我々のこころや身体の健康に影響を与えます。このことから古来より、東洋医学・中医学では「医食同源」または「薬食同源」と呼びます。
食事についての一考察
鍼灸施術をはじめる前に、患者様から日々の過ごし方を伺います。仕事の状況、睡眠の取り方などの問診は基本中の基本ですが、その中でも大事なのが食事になります。長年鍼灸施術をしていると、いかに現代社会の食事がお粗末になっているのかがわかります。食育という言葉が一般にも浸透してきていますが、その実態は向上しているどころか、もしかしたら悪化しているのではないかと感じることが多々あります。食事は日々の健康のためだけではなく、将来の自分自身の健康と直結するものです。源保堂鍼灸院では、東洋医学・中医学の観点から食事のアドバイスをしておりますが、中には耳障りに聞こえる方もいるかもしれません。しかし、ここはとても大事なところで、患者様ご自身でできる最良の養生でもあります。お節介になるかもしれませんが、どうか鍼灸施術の度に頭の片隅にでも入れていただけたらと思います。
鍼灸治療と共に食事も大切に
鍼だけではなく食事も
食事は健康の基本
表参道・青山・源保堂鍼灸院では、この東洋医学・鍼灸治療の「医食同源」「薬食同源」の思想から、食事の指導もさせていただきます。そのときの身体の状態に合わせて、摂っていただきたい食材や食事を伝えることがあります。また、逆に摂り過ぎていて身体に良くないものを指摘することもあります。両者とも耳の痛いこともあるかもしれませんが、鍼灸治療をより効果のあるものにするためにも、どうか耳を傾けていただき、日ごろの生活に取り入れていただけたらと思います。
食事についての一考察
中国の金の時代に活躍した医家で、李東垣(1180-1251)という先生がおります。補中益気湯という漢方薬を飲んだことがある方もいるかと思いますが、この処方は李東垣先生が発明したものになります。また、この先生はたくさんの優秀なお弟子さんを育てた方で、多くの本を遺しておりますが、その中でも有名なのが『脾胃論』というものです。この古医書は、とにかく胃腸が大事だよということをいろんな角度から解説しています。湿気が多く、生ものの日本の風土において、胃腸が弱い方が多いと考えられており、この『脾胃論』は日本人の養生にとても参考になることが書かれています。古来より、とにかく胃腸、そして食事が大切であることが解かれています。
現代にも伝わる本草書の数々
『本草綱目』をはじめとする本草書
本草書からのヒント
東洋医学・中国医学には本草書と呼ばれるものが古来から書かれてきました。これは、植物や動物、鉱物などを分類して解説した書物のことで、それぞれに寒熱などの性質が記されています。本草書の中で、特に著名なものは李時珍(1518-1593)がまとめた『本草綱目』です。源保堂鍼灸院では、その他にも数多くの本草書を所有し、その文献の中身を参考にし、そしてさらに現代栄養学のことも考慮に入れながら、皆様に食事のアドバイスいたします。
食事についての一考察
周の時代(紀元前1046年頃〜紀元前256年)、国の役職に食医と呼ばれる官位がありました。これは、皇帝をはじめとする王族の健康を食事で管理する医師のことで、とても高い位にありました。日々の食事をしっかり管理することによって皇帝の健康を維持していたわけです。通常の医師とは別に、食事で身体を治そうという趣旨の下、それだけが独立していたことが面白いと思いますし、この大昔にこういったことが行われていたことはすごいことだと思います。そして、周の頃のから本草書が編纂され、今日まで繋がっているということは驚きです。長きにわたる歴史がある、この深い智慧を現代に生きる我々も活かさないわけにはいきません。
Save Your Health for Your Future
身体と心のために
今できることを
ご注意点
以上の内容は、これまでの治療実績や、患者様からのご感想などを基にまとめておりますが、効果の出方や治癒までの期間、また効果があるかないかなどは個人差もあることをご了承ください。期間や効果の目安もまとめたページがありますので、そちらを併せてご覧になってください。
また、こちらは源保堂鍼灸院のサイトですので、当然ながら当院の鍼灸治療の特長を挙げておりますが、他の鍼灸院との優劣を書いたものではないことをご了承ください。あくまで、あまたある鍼灸院の中から自分に合ったところを見つけるための情報の一つとしてお読みいただけたらと思います。当院の鍼灸が、患者様の好みも含めて不向きな方もおりますので、そのときは他の鍼灸院をあたってみてください。
日本の鍼灸師はみな勉強熱心で、それぞれに特徴を持った施術をしており、国民の健康のため日夜努力している存在ですので、基本、どこの鍼灸院へ行っても間違いはないと思います。鍼灸院は、自分の体と心を預ける場所ですので、ご自身に合った鍼灸院が見つかるようお気軽にお尋ねすることをお薦めいたします。
皆様にとって、心から信頼できる鍼灸院が見つかることを願っております。
TEL. 03-3401-8125
場所 渋谷区神宮前4-17-3 アークアトリウム101
最寄 表参道駅・明治神宮前駅・原宿駅