お灸についてのQ&A

鍼・灸・東洋医学・源保堂鍼灸院faq (C)表参道・青山・原宿・渋谷エリアにある源保堂鍼灸院acupuncture clinic Tokyo Japan

お灸についての一般的なQ&A

こちらのQ&Aでは、お灸についてのよくある一般的な質問とその答えをまとめております。
源保堂鍼灸院の鍼灸の特長についてのQ&Aは、次の段落のQ&Aや、他のページをご参考になさって下さい。

お灸にはどんな効果がありますか?

A.身体を温め、免疫力を高めるなどの効果があります。

鍼灸学校の教科書の記載

鍼灸学校の教科書に書かれているお灸の効果の記載は以下のようになっています。

  • 消炎作用: 白血球数の増加、リンパ系賦活
  • 防衛作用: 生体の防衛能力を高める
  • 転調作用: 自律神経失調症やアレルギー体質を改善

お灸が効くメカニズム

お灸をしますと、一瞬熱がツボに入り、ツボを通して身体に刺激が入っていきます。

その熱による刺激は、全身に張り巡らされている経絡というシステムを通して全身に波及していきます。その全身への効果として大きなものは、身体の免疫力を上げることです。特にNK細胞(ナチュラル・キラー細胞)を活性化します。このNK細胞とは身体のパトロール役です。このパトロール役が活性化するということは、身体の免疫力が上がることを意味し、病にかかりにくい身体を作ることになります。
また、お灸の熱が全身に波及した後、気持ちよく身体が緩みますので、リラックス効果もあります。

お灸は古来から使われている治療方法で、日本各地にはさまざまなお灸の方法が伝承されております。
各方法にそれぞれの効果があるかと思いますが、その多くは冬の本格的到来の前に風邪をひかないように行われるものや、夏の土用に夏ばてをしないように行われるほうろく灸など、予防のために行われていることも多いようです。
また、こどもの疳の虫のように、健やかな成長のためにも用いられてきました。

このように、現代の研究によってお灸をすると免疫力が上げることが確かめられてきていますが、古来の人は免疫力という言葉は知らなくても、お灸のその効用をよく知っていたようです。このように伝統医療の一つであるお灸には、先人の知恵が込められています。

お灸は熱いですか?

A.ほとんど熱さは感じません。

背中のツボに使うお灸について

上述の「Q.お灸の治療はどうやって行われますか?」でもお答えしましたように、通常のお灸は米粒から米粒の半分くらいの大きさにひねったもぐさに火をつけていきますが、火が皮膚に達する直前に消してしまいますので、一瞬温かさが身体に入る程度です。

この時の患者様の感想としましては、「ほこほこして気持ちがいい」「チカっとして気持ちいい」「ピリッと一瞬熱い感じ」など、様々な表現をなされることがありますが、激しい熱さを感じる方はおりません。このような軽く温かいお灸を、一つのツボに3~6コ施術していきます。軽微な刺激なので痕になることはありません。

仕上げに使う温灸について

源保堂鍼灸院の鍼灸の後半には、温灸を使うことがあります。

こちらは台座がついていますので、熱いというよりは、温かくなる感じです。

熱くないように

かつてお灸は熱ければ熱いほど効くという伝承がありましたが、ちゃんとツボにあたればそこまで熱くする必要はありません。

鍼灸のプロである鍼灸師がやるのですから、ツボを外さずお灸をしますので、熱くなく、かつ効果が出るようにやっていきます。

より詳しい解説は以下のページを参照して下さい。

当院の鍼灸道具について

お灸の治療はどうやって行われますか?

A.当院では、上質もぐさと温灸の2種類を使い分けます。

源保堂鍼灸院では、背中にある督脉という経絡には、上質もぐさを米粒くらいの大きさにしたものを使用していきます。
このとき、お灸が倒れないように紫雲膏(しうんこう・やけど避けの和漢薬)をツボにほんの少しつけます。
そしてツボにのせたお灸に火をつけていきます。火が一番下に到達するぎりぎり手前で火は消してしまいますので、熱かったり、やけどをしないようにやっていきます。

もう一種類、台座のついた温灸を使います。
これは、台座が付いているもので、直接火と皮膚が触れないようになっています。
こういった種類のものの中では、設定温度が低いものを使っているので、ものすごく熱くなることはありません。

お灸について、より詳しい解説は以下のページを参照して下さい。

源保堂鍼灸院の鍼灸道具

お灸の起源はどこですか?

A.お灸の起源は古代中国にあります。

鍼と同様に、お灸の起源も古代中国にあるといわれています。

道家の『荘子』という書物の中にある「盗跖篇」に、「お灸」という言葉が出てきます。
『荘子』は中国の戦国時代の終わりの著作と考えられており、そこに「灸」という言葉が出てきますので、その頃には既にお灸が普及していたものと考えられています。その他、中国の戦国時代中期に書かれた『孟子』のなかにも、お灸の記載があるそうで、これらを総合すると、おそらくその起源は最低でも戦国時代の初期(紀元前800年頃)まで遡り、ひょっとしたら文字がまだ完成される以前にも経験的に行われていた可能性はあります。

道家の本は思想・哲学的な内容が主ですが、実際に医療の場面に用いられていたという形跡は、前漢時代の王族のお墓である馬王堆漢墓(まおうたいかんぼ)から出てきた『十一脈経』『五十二病方』という書物に記載があります。

鍼灸医学の原典の一つ『黄帝内経(こうていだいけい)・素問(そもん)』の中にあります「異法方宜論(いほうほうぎろん)」には、鍼は気候や風土の関係で中国の北方で発生したと書いてあります。北方は高いところが多く寒さが強いところなので、お灸が発達したと書いてあります。

日本でも、伊吹山のもぐさは最上級品として古来より珍重されており、もしかしたら中国とは別に、同時発生的に古代日本でも医療の原型としてお灸が使われていた可能性があります。
現在でも、日本の各地域には、それぞれに伝承されきた古くからの家伝の灸があったり、民間療法としても盛んに行われていたと思われます。
中でももっとも有名なのは、弘法大師が広めたという“弘法の灸”というものがあります。
これは、弘法大師が仏教経典などとともに、当時の先端である中国文化の医療を持ち帰ったのが広まったものと言われております。

 

お灸のよもぎと食用のよもびとの違いは?

A.蓬(よもぎ)の種類が若干違います。

もぐさの原料は蓬(よもぎ)ですが、お灸用の蓬の大半は大ヨモギ(山ヨモギ)を使用しています。

食用として使う河原ヨモギ(姫ヨモギ)とは大きさ・厚みが異なっています。

 

源保堂鍼灸院の鍼灸についてのQ&A

どんな治療方針・治療方法ですか?

東洋医学・鍼灸医学の本来の姿である伝統的な鍼灸をしております。

源保堂鍼灸院では、鍼灸の源流は、その端緒である『黄帝内経』『難経』といった書物の中に在ると考えており、また、その書物に書かれている身体観と治療方法で治療することによって、鍼灸の効果も上がると、これまでの臨床経験からも感じるところです。

そこで、当院の治療方針・治療方法は、脉診・腹診といった伝統的な診察方法を基に病や症状を分析し、使用する鍼も身体になじみやすい銀製の鍼を用い、的確に治療をしていきます。

もちろん身体というものは東洋医学も西洋医学もなく、一つの生命体ですので、東洋医学の足りないところは、西洋医学や現代医学的な知識も加えて身体を考察しております。

【より詳しくはこちらのページも参考に】

鍼は患部(痛いところ・症状のあるところ)に刺しますか?

A.当院では患部には鍼をしません。

表参道・青山・源保堂鍼灸院では、「本治法(ほんちほう)」という伝統的な鍼灸術を施しますが、この本治法は、患部(痛みや症状のあるところ)には直接鍼をしません。症状の根本的な原因を除去し、身体全体の回復力を使って調整していくことが当院の治療の特長ですので、その方針に従って、患部に直接鍼をすることはありません。これまでの臨床経験からみましても、患部に鍼をするよりも、根本的なところを調整する鍼灸治療のほうが治りも早いと感じています。

直接患部に鍼をしてほしい方にとっては、満足度(治療効果ではなく、“治療を受けた~”という実感としての満足度)は低いかもしれませんので、患部に刺す鍼をご希望の方は、他の鍼灸院を探すことをお薦めいたします。

鍼灸(はりきゅう)には即効性はありますか?

鍼灸治療にも即効性があります。

慢性、急性に関わらず、鍼をしたときの身体の変化(お腹が柔らかくなる、肩が楽になる、背中の張りが取れるなど)はその場で出てくることが多くあります。また、昨日、今日できたような急性の浅い病気や症状(ぎっくり腰、寝違えのようなもの)で、患者様に他に悪いところがなく、体力が残っているときは、1~3回の治療で症状もかなり改善され、そのまま症状が出ないこともあります。そういった意味では鍼灸にも即効性があります。
しかし、いずれの場合も必ずしも即効性があるとは言い切れず、治療を施してみて、経過を見ながら症状の緩みを確認するというのが正直なところです。これは、身体というものが全て一様にできているものでもなく、機械でもありませんので、個人差や状況による違いで効果の出方には差があるためです。

急性の病でもこのような差がありますが、慢性的なものになりますと、さらに個人差があり、回復に向かう身体の変化も少しずつ回を重ねながら進むことが多くあります。一回の治療でも症状は楽になりますが、こと症状をすっかり“治す”ということになりますと、回数と期間はかかります。
身体の不調を完全に治していくためには、間隔を空けずに治療を重ねて受けながら治療効果を身体に受け止めていき、体質を向上していく必要があります。また鍼灸治療を継続して受けると同時に、食生活をバランスの良いものにしたり、生活様式を季節に合わせるなど、日常生活の改善もしていただけると効果が出やすくなりますので、鍼灸治療を受けながら、そちらの改善もしていただきたく思います。
臨床的に考える治療回数・頻度の目安を記しておきましたので、参考にしてください。

《治療の目安》
【症状が慢性的な場合】
期間  長期
頻度  週1~2回
慢性的な疾患や症状は、疾患ができるまで時間がかかっており、場合によっては内臓の疲労や内臓の不調和から来ていることも少なくありません。この場合は、自己治癒力と病への抵抗力が下がりきっていることが多いため、治療間隔を週2回~週1回ほどにすると効果的です。その後治療経過を見ながら、症状が改善されていくのを診て、治療間隔を空けるようにしていきます。治療期間は長期になります。
【症状が急性期の場合】
期間  短期
頻度  治療の最初は間をあけずに続けて治療すると効果的です。
ぎっくり腰や寝違いなど、症状が出てまだ間もない急性期のものは、病が深く入っていないので、症状が改善されるのも早いのですが、症状が改善されるまで間を空けず毎日、または一日おきなどの間隔で治療を受けると効果的です。
治療期間は短期になります。ぎっくり腰などは1~数回で治ることも多いです。
【体質改善・体力向上の場合】
期間  長期
頻度  週に1回または2週に1回など
治療をはじめたときの体力、体質にもよりますが、週一回から二週に一回くらいのペースで、長い目で見ながらの受診をお勧めします。体質改善には、季節の巡りも関係してきますので、四季の変化などを診ながら調整していくため、治療期間は長期になります。
【予防・未病治療・健康維持の場合】
期間  特に問わず
頻度  月2回~月1回
特に強い症状はないけれども、身体の調子を高めておきたい、日頃の身体の疲れを取りたいなど、普段の健康管理として鍼灸を活用する場合は、月2回~月1回のペースでの受診をお勧めいたします。もしこのペースで症状が改善されない場合や、仕事が立て込んで急に疲れがたまった場合などは、このペースに回数を増やしていくと効果的だと思います。
【スポーツや運動をしている場合】
期間  特に問わず、定期的に
頻度  月2回~月1回、試合前など
鍼灸治療を受けておりますと、身体のコンディションが高くなり、身体の柔軟性も高まりますので、怪我をしにくくなります。また、試合や本番の前などに治療を受けておきますと、当日のパフォーマンスが高くなることが多くあります。スポーツや、運動をしている方で、結果を出したい方、コンスタントに活躍したい方などには、症状がなくても定期的に治療を受けておくことをお薦めいたします。
【小児鍼の場合】
期間  短期のことが多いですが、症状によって様々
頻度  週1~3回
小児の身体、特に赤ちゃんの身体は体格も小さいため、治療時間は5分程度と短くなります。このような短時間の治療を一週間に何度も受けることが効果的です。何度も来院できない場合でも、できたら最低でも週一回の間隔で治療を受けていただけますと、効果はでやすいです。治療期間は短期、長期、症状によって変わります。

※ いずれの場合も、病気の症状、身体の状態によって治療頻度・治療回数は異なりますので、まずは受診をしてご相談ください。

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