A Health and Longevity Guide by Sugita Genpaku
杉田玄白『養生七不可』
現代語訳と解説
『養生七不可』は、『解体新書』の翻訳で知られる杉田玄白が、養生の心得を七つにまとめた書物です。過去への悔恨、先のことへの思い煩い、飲食、薬、身体の動かし方など、心と身体の日々のあり方が語られています。
本ページでは、杉田玄白の生涯と本書が書かれた背景を紹介し、七つの心得を原文・現代語訳・解説で順に読み進めていきます。

養生訓とは何か?その特徴と要点
中国とオランダの医学書から
玄白は巻末で、自身の経験と中国・オランダの医学書から養生の要点をまとめたと述べています。医学者としての学びだけでなく、自分の身体と暮らしを見つめてきた人の言葉として読むことができます。
七つの心得から
七つの心得には、今の生活にも考える手がかりとなる内容があります。一方で、当時の医学や身体観に基づく説明も含まれます。現代の知識と同じものとして扱わず、時代背景を確かめながら読み解きます。
子孫の繁栄のために
『養生七不可』は、玄白が古稀を迎える前年の享和元年(1801)に、子や孫たちのために記したものと伝えられています。蘭学の扉を開いた玄白が、晩年になって養生についてまとめた書となります。
“養生書”といえば、この源保堂鍼灸院のHPでも連載しているように、貝原益軒(1630-1714)の『養生訓』が有名ですが、日本の蘭方医の第一号と言ってもいい、杉田玄白も養生書を著しているのをご存知でしょうか。この連載では、玄白の生涯と本書の成立背景をたどったあと、『養生七不可』にある「七つの心得」を一つずつ現代語訳し、言葉の意味や当時の医学観を解説します。古典の教えをそのまま現代に当てはめるのではなく、何が時代を越えて問いかけてくるのかを考えていきます。


『養生七不可』は、杉田玄白が養生に関する心得を七つにまとめた書物です。本書の中では、養生として心のあり方、飲食、薬、房事、身体の動作などが取り上げられています。本書は、享和元年(1801)、玄白が古稀を迎える前年に、子や孫たちのために養生の要点を記したと伝えられています。玄白の誕生日を祝う席で、健康を願う贈り物を受けたことが、執筆のきっかけになったそうです。
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『養生七不可』の現代語訳一覧(巻別)
本ページでは、杉田玄白著の『養生七不可』を、現代語訳と解説を体系的に整理し、随時更新していきます。
『ターヘル・アナとミア』を翻訳し、日本の医療の近代化の第一歩を踏み出した玄白が、養生についてどのように考えていたか、そして人としての健康についてどう思案していたかを窺い知る貴重な資料となっています。
まずは杉田玄白の生涯を解説していますので、そのあとに『養生七不可』にお進みいただけたらと思います。
※今後、順次追加予定
FAQ|『養生七不可』について、よくある質問
まとめとして
貝原益軒は、江戸時代という時代の生き証人でもあります。『養生訓』には、当時の人々の生活がよく描かれています。よくよく読んでみると、その生活の中身にある本質は、現代の私たちとなんら変わらないことところがあります。江戸時代の書物が、現代の私たちの人生のあり方、普段の生活のあり方に、多くの示唆を与えてくれます。養生とは特別なものではなく、日々の積み重ねである。『養生訓』はその本質を静かに、しかし確かに教えてくれる書であります。源保堂鍼灸院の日々の臨床から、『養生訓』を解説してまいります。
毎週の過ごし方を
源保堂鍼灸院の臨床から
“新しい養生訓”
貝原益軒の『養生訓』は、現代にも通じる智慧がたくさんありますが、それでもやはり時代に即した“新しい養生訓”が必要です。源保堂鍼灸院は、日々の臨床で多くの知見を得ていますので、それを元にした毎週の養生をお伝えしています。
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