澤村拓一投手が鍼灸の施術ミスで長胸神経麻痺になっていたという報道のその後
昨年、読売ジャイアンツの澤村拓一投手が、トレーナーの鍼施術のミスによって長胸神経麻痺になっていたという報道がありました。
それが原因で故障していたというのであれば、これは大きな問題です。
しかし、個人的には、今回のケースはいくらなんでもあり得ないだろうとは思っていますが、当事者同士ではないので正直分りません。
ネットでは同業の方がYouTubeや自身のブログなどで解明しようとしていますが、実際のところ分りませんし、分からない状況であれこれ詮索してもさらに誤解を招くこともあるだろうと思います。
ということで、私は特にこの件に関しては、患者様から尋ねられても「実際のことは分りませんねぇ~」というばかりでありました。
しかし鍼灸師を代表する団体は、そうも言えません。
そこで、その後、全日本鍼灸学会はじめ、関連9団体が読売ジャイアンツに質問状を送っておりました。
その回答が、東京都鍼灸師会の会報に掲載されていたので、ご報告しておきます。
本来、鍼灸はスポーツ選手にとっても有効です。
ケガをしにくくなりますし、身体も動きやすくなりますし、ケガをしても治りやすいことが多いです。
ストレスに対するリラックス効果も期待できます。施術者と選手の信頼関係も大事だと思いますし、もちろん安全面は第一に考えて施術すべきですから、一鍼灸師として、この一件は肝に銘じておかないといけないと思います。
澤村拓一投手も回復していると云うことなので、来期のシーズンの活躍を期待したいですね。
[clink url=”http://genpoudou.com/sports-acupuncture/”]