【今週のひとこと養生訓】「立春大吉、一年の始まり!!」2024年2月睦月・第2週
【今週のひとこと養生訓】
立春大吉、一年の始まり!!
ここからがスタート
元旦を過ぎ、ちょうど1ヶ月ほどになる頃。
この頃になると、節分、そして立春がやってきます。
まだまだ寒いこの時季ですが、ここから春が・・・やってくるのです。
東洋医学は、旧暦を基本にして体の巡りを診ていく医学です。
体を診ていくのに、季節の巡りを参考にするというのは不可解な感じがするかもしれませんが、これは、季節の巡りとともに私たちの体は生かされていて、そして、その巡りとともに生きることが健康であるという考え方があるからなのです。
冬は寒さに耐えてじっとしている時季になります。
そこから今度は、立春で春を迎えて、ようやく目を覚ます季節に入ってくるのです。
つまり、この立春はスタートなのです。
もちろん、まだ春が始まったばかりなので、それほど大きな動きは感じられませんし、天気予報では相変わらず”真冬”とか、”この冬一番の”という”冬”のフレーズが使われるので、実感が湧かないかもしれません。
でも・・・
何度も言いますが・・・
もう、ここから春なのです!
新しいスタートになります。
今年の立春は、スタートで雪が降り、東京地方は雷もなりました。雪の元は雨ですが、雨は天地の気が交流している証拠であり、雷は私たちの眠っている体に喝を入れるもの。
ということを考えてみると、今年の立春はとてもスムースに春を迎えたのではないか?とも感じます。
確かにまだ寒いです。
でも、その寒さの中には春の気配があります。
そのわずかに芽を出した春の息吹を感じながら、新しいスタートを切ってみてはいかがでしょうか?1月1日に出遅れた方も、今からスタートを切ってください。新しい手帳を買ってみるとか、新しい靴を買ってみるとか、そんなことからでも良いので、新しい気持ちでこの立春を過ごしていただけたらと思います。
【おすすめの漢方薬】
立春にオススメの漢方薬・漢方レメディ
春は肝臓の季節になります。肝臓はエネルギーがとても強く、外に向かおう、外に向かおうとしていきます。この力にうまく同調していけば良いのですが、力が強い時期だけに、その力に振り回されたりすることも。そしてそのエネルギーが体の中でぐるぐる回って行き場を失うと、体の中でパンパンに膨れ上がってしまいます。こうなると、感情の起伏が激しくなったり、鬱になったり、逆にイライラして怒りっぽくなるなどが出てきます。
そんな時季に良い漢方や漢方レメディ(漢方的健康食品)は、肝臓のケアとなります。
症状によって使い分けたりしますので、当院のスタッフに尋ねてもらいたいのですが、以下のようなものがよく使われることがありますので、ご参考になさってください。
【著書のご紹介】
当院薬膳部の瀬戸佳子の著書をご紹介
源保堂鍼灸院・院長
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
鍼灸師・登録販売者・国際中医師
東洋医学・中医学にはよりよく生活するための多くの智慧があります。東洋医学・中医学をもっと多くの方に身近に感じてもらいたい、明るく楽しい毎日を送ってほしいと願っております。
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