【今週のひとこと養生訓】『胃腸を振り返ろう!!』

【今週のひとこと養生訓】
胃腸を振り返ろう!!
胃腸は後天の本
私たちが生きていくためには、エネルギーが必要です。
身体を動かすのも、脳を動かすのも、すべてエネルギーがあってこそ稼働しています。
東洋医学では、ざっくりとこのエネルギーのことを「気」と表現しますが、この気の中身はとても多岐に渡っています。例えば腎にある気は「先天の気」と呼ばれ、自分の両親からもらってきたものが格納されています。
そして、今回の『ひとこと養生訓』では胃腸から生まれる「後天の気」を取り上げました。
私たちが食べたり飲んだりしたものは、全て胃腸に入ります。まず胃で消化され、そしてその後十二指腸を通って小腸へ向かっていくわけですが、そのいずれもがこの胃腸の道管のなかを通って行きます。つまり、飲食物は胃腸でさまざまな処理を受けて、吸収され、そして吸収されたものも胃腸の力で身体の隅々まで運ばれるということになります。
この胃腸の働きを古代の人々は、生まれた後のエネルギーを作る場所として尊んだわけです。
そして現に、この働きがあることで、私たちは生命を維持することができます。
一年を通して働く胃腸
一年を通して、胃腸は私たちのために栄養成分を作り出してくれています。
しかし、その働きを省みず、私たちは日々いかに胃腸を無理に働かせていることでしょうか。特にこの時期は忘年会や新年会が続きますので、胃腸への負担が半端ないものがあります。そんなときだからこそ、今ここで、胃腸に目を向けてみてはいかがでしょうか。
胃腸のコンディションは、免疫力とも関係しています。
胃腸は他にも、様々な機能と関連しています。
一年を通して元気でいられたのも胃腸のおかげかもしれません。
胃腸を今一度労ってあげてくださいね。
【おすすめの漢方薬】
この季節にオススメの漢方薬・漢方レメディ
とにかくこの時期は胃腸を大事にすることが大切。
胃腸に聞く漢方薬にはいくつかあります。それぞれにそれぞれの得意分野がありますので、ご心配な方は当院へご相談ください。
【著書のご紹介】
おすすめの本
Save Your Health for Your Future
身体と心のために
今できることを

源保堂鍼灸院・院長
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
鍼灸師・登録販売者・国際中医師
東洋遊人会・会長/日本中医会・会長/東洋脉診の会・会長
東洋医学・中医学にはよりよく生活するための多くの智慧があります。東洋医学・中医学をもっと多くの方に身近に感じてもらいたい、明るく楽しい毎日を送ってほしいと願っております。
同じカテゴリーの記事一覧










