【今週のひとこと養生訓】
「清明です!睛明を押そう!!」2022年4月卯月・第1週
この記事のポイント
二十四節気の清明を迎えました。清明は字のごとく、清々しく、明るい季節です。視界も明るくなり、さわやかになる頃。気持ちを目覚めさせ、新しいスタートを切るためにも、睛明というツボを押してみてくださいね。視界をよりシャキッとさせてくれて、やる気も出てくると思います。
二十四節気の清明
4月5日に「清明(せいめい)」という二十四節気を迎えました。
清明という語感から、何かさわやかな感じを受けるかと思いますが、その語感の通りに、清明は「清らかであり、そして明るい」という、この時季特有の季節感が込められています。あれだけ待ち焦がれていた桜の開花も列島を北上し、それとともに視界は春の明るさが本格的になってきます。春は入学や入社、引っ越しなど、いろんなところで心機一転し、まさに清明の名にふさわしい希望に満ちた頃ではないかと思います。
日本は四季に恵まれています。
ときに自然の猛威にさらされることもあり、悲しい思いをすることがあります。
しかし、それでも前を向いて歩くことができるのは、ひょっとしたらこういった季節の巡りがあり、そして必ず清明のような明るい日々を迎えることができる、そんな未来の希望を季節の中に感じているからかもしれません。
鴨長明の『方丈記』の冒頭には次のような文章が。
まさに、季節も絶えず流れていきます。春の訪れとともに、また新たな気持ちに戻ることができる、これも自然の恵みならではないでしょうか。
睛明というツボ
経絡という気が流れるルートは、“環の端のなきが如し”と古医書に記されていますが、これはすべてがつながっているという意味です。そして、それは、どこも始めであり終わりでもあり、どこも終わりであり始まりでもあるということをも現しています。
ということで、気がどこから始まるの?という質問に対しては、どこを基準にするかで変わったりもします。
話が難しくなる前に・・・
「睛明(せいめい)」というツボ。
これは目頭のところにあるツボです。
この睛明というツボも、起点と考えられるものの一つ。
朝、眠りから目を醒ますとき、当然目を開けますよね。
この目を開ける動作が起きるときに、目が醒めるわけです(禅問答のようですが)が、この目を空ける動きと関係しているのが、この睛明というツボです。
つまり、睛明は目を醒ますためのツボということになります。
二十四節気の清明という時期は、視界が明るくなってくる頃。目もパッチリと開けて、しっかりと目が醒めていることが理想です。
まだなんだかだるいなとか、春の季節に追いついていない方などは、睛明から気が出ていない状態かもしれません。
睛明を使って目を醒ましてみましょう。
目が疲れているとき、目がしょぼしょぼするとき、そして、なんだか春のスタートが切れないとき、睛明は皆様のお役に立ってくれるツボとなると思います。
おすすめの漢方薬・漢方レメディ
春にお薦めの漢方薬・漢方レメディ
気持ちが上がらない
- 桂枝加龍骨牡蛎湯
- 航気散(四逆湯)
- 心脾顆粒
- 加味逍遙散
など
気持ちが塞がる
- 天王補心丹
- 開気丸
- 香蘇散
など
春は気持ちが変動しやすい時季です。
気持ちが上がらない、気持ちが塞がらないなど、自分の心がどうしようもなくざわざわするときは、春のせいかもしれません。
心のための漢方薬は、見極めが大切です。上記の漢方薬だけではなく、場合によっては他のものが選択肢になることもありますので、お気軽にご相談ください。
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感染防止対策について
日本鍼灸師会の感染防止対策を実施
源保堂鍼灸院が所属している日本鍼灸師会では、感染防止対策のチェックリストを作成しております。
ただいま当院では、その感染防止対策チェックリストを元にした対策をしております。
これからも、皆様が安心してご来院できるように努めてまいります。
※ご予約(キャンセルや時間変更がないようになど)やご来院(時間通りにご来院いただくことなど)のことで、患者様にもご協力を求める場面があります。ご協力いただきまして、誠にありがとうございます。
鍼灸院は医療機関であります。
そして、鍼灸院は体を丈夫にしていく生活インフラであり、健康の駆け込み寺です。
鍼灸という医療は、皆様の健康のためにあります。
このような状況になって、よりいっそう、皆様のご健康に寄りそう鍼灸や東洋医学・中医学が求められていると思います。
源保堂鍼灸院は、皆様の健康相談ができるとまり木、そして総合的な東洋医学・中医学のケアが受けられる場であります。
鍼灸院は、病院ではカバーしきれない日常生活の不調の相談にのるところです。
いわば、源保堂鍼灸院は、“かかりつけ鍼灸院”です。
患者様、ご家族の方のための医療機関として、源保堂鍼灸院はこの時期もしっかりと皆様のサポートをしてまいります。
具体的な当院の感染症対策
- 院内の換気を十分に行う
- 院内の消毒を十分に行う
- 施術時の手指消毒をいつもより濃い消毒液で行う
- 3密にならないように配慮する
- 感染症に対する情報を常に収拾し、提供する
- スタッフはマスクを着用する
- 国の接触アプリを活用する
※ 院内はとても狭いため、3密にならないようにご予約時間ちょうどにいらしていただいております。皆様のご協力を賜りたいと思います。
ご予約に関して
ただいまみなさまには、ご予約の日時を2週間以内くらいのものにしていただいております。
といいますのは、医療機関といえども、政府や自治体、そしてお勤めの会社などから移動の制限をされる可能性もあり、また、ご予約日直前で発熱などがあった場合は受鍼をお断りせざるを得ないこともありますので、あまり先のご予約は予定が立ちにくいからです。
ご配慮いただきまして、ご予約をいただけたらと思います。
また、このような状況になりまして、みなさまそれぞれの生活環境なのかで時間を割いてご予約を取っている方がほとんどです。
安易なキャンセルや時間変更は、他の方のご予約の妨害行為となりますので、度重なる場合は今後の鍼療をお断りしますので、合わせてご賢察ください。
回数券に関して
回数券は、緊急事態宣言がありましても、有効期限の延長などはしておりません。
また、これまで回数券の有効期限は1年でしたが、過去三回の緊急事態宣言を振り返って熟慮した結果、今後は回数券の有効期限を3か月にさせていただきます。
これまで回数券があるからいらしていた方にとっては大変申し訳なく感じておりますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
尚、現在お持ちいただいている回数券に関しては、そこに記載されている有効期限で承りますので、その期限までにお越しいただけたらと思います。
感染予防のために、みなさまにはご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。
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