『謝謝、北京!ー北京研修日誌(4)』北京点描・その一

北京研修の旅 北京中医薬大学・日本校(日本中医学院)(C)表参道・青山・原宿・渋谷エリアにある源保堂鍼灸院

経済の発展で街並は

私は、大学では経営学部で経済や経営を学びました。
ゼミは「貿易論」でしたが、そこでは、それとは別に中国経済も詳しく学んでいました。
毛沢東の大躍進政策の失敗あたりからはじまり、鄧小平の改革開放政策あたりまでをとくに調べていきました。

まさかその後、自分が鍼灸学校に入って東洋医学を生業にするとは。
そしてさらにそこから漢方薬・中医学を学びにまた学校に入り、そして北京中医薬大学付属の東直門医院で研修をする日が来るとは・・・。

もちろん大学当時は全く夢にも思っていませんでしたが、振り返るとそうやって中国とのご縁は続いているんだなぁと感慨深いものがあります。

「黒猫白猫理論」などを唱えた鄧小平の改革開放施策が、現在の中国経済躍進の礎であることは誰でも知っているところですよね。

その中国躍進の象徴の一つが、2008年の北京オリンピックです。
ウサイン・ボルトが驚異的な記録で金メダルを獲ったのが記憶に残るオリンピックでしたよね。

そのオリンピックの開発によって、北京の街が一掃されて古き良き姿までもが失われたという話はちらほら聞いていました。
それからまた10年以上経っているわけですから、もはや北京も東京も変わらないのではないかと、そこはとても気になっていました。
今、日本の地方都市はミニ東京化しており、どこに行っても同じチェーン店があってつまらないなぁと思うこともしばしば。

はたして・・・北京の今は・・・?

そういえば、北京オリンピックが開催される数年前に、『胡同の理髪師』という映画を観ました。
この映画は、北京の古い街並が残る地域で理髪店を営む老人の物語で、時代の移り変わりの中にあっても淡々と理髪業を営み、ときに子供世代とのギャップを感じながらも、自分は自分の生活を送っている。不器用でもあるような、でも、それがまた反って人間の美しい姿であるような。

私はそんな思いを以て、北京の街並を眺めて歩いていました。

東直門医院周辺の北京の景色

午前中の研修が終わり、お昼は呉先生おすすめの餃子屋さんでした。

そのあたりはまたおいおい写真を載せることにいたしますので、本日は、東直門医院周辺の北京の様子です。

餃子屋さんで食事をすませた後、午後の研修の前にしばらく時間がありました。
そこで私は一人で周辺を散策です。

東直門医院のあたりは、庶民が行き交うにぎやかなところで、一歩路地に入り込んでみたのであります。

路地は細い道なのですが、器用にバイクが通り過ぎます。

北京に来て驚いたのは、バイクがほぼ全て電動であること。
若い頃にアジアをバックパッカーした身としては、バイクといえば、アジアはどこでもHONDAのスーパーカブで決まりだったのに、ここ北京では、もはやエンジンのバイクがないのです。
大気汚染解消への政策の一環だったのでしょうか?
でも、一気にそういった方向転換ができるのは、やはり国としてのダイナミックさが違いますよね。

北京の家が、どのような構造になっているのかいまいち分からないのですが、入口のようなものがあるのですが、そこが個人の家の玄関なのか、それとも何世帯かある区画の入口なのか、それがよく分からず・・・。
元お気楽なバックパッカーとしては、この先に踏み込みたい衝動に駆られつつ、ちょっとそこはセーブして。


光の具合が、北京。
いいなぁ・・・。
私は今、北京にいるんだなぁ・・・。

普通のお家だと思うのですが、門がアート。




と、こんな感じで、お昼休みの短い間にちょこまかと歩き回って、東直門医院周辺の街を納めてきました。

で、写真を撮っていましたら、こわいおっちゃんとおばちゃんに囲まれまして・・・。

私は中国語は読めても、話したり聞いたりすることできないのですけども、一方的にがーーーーっと怒鳴られまして、ニュアンス的には、「なんじゃ、ボケ!なに撮ってんじゃい!カメラ見せてみいやぁ!」って感じでして・・・。

慌てて走って逃げてきましたけど、これは本当に肝を冷やしました。
今まで旅をしてきて、一人旅でも危険なことにあったことがない、むしろ土地の人と馴染むことができていたので、これはもう初体験!
焦りましたよ、ほんとに・・・。

うかつな行動はできないと一人反省して東直門医院に戻ったわけですが、それでもやっぱり、“北京にいるんだなぁ”という実感が沸いてきて、いい写真が撮れたことが嬉しくて仕方のないお昼休みでありました。

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瀬戸郁保 Ikuyasu Seto

源保堂鍼灸院の院長をしています。

“人生を楽しく過ごすこと” 、これが東洋医学の根幹にあります。
つらい症状で人生までもが暗くならないよう、豊かな人生のためのご相談にのれたらと願っています。

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