【今週のひとこと養生訓】春はデトックスの季節|啓蟄に始める東洋医学の養生法

この記事の要点
春は「外へ出す」季節。
二十四節気の啓蟄は、冬眠していた虫が地上に出てくる頃ですが、私たちの体も同じように冬にため込んだものを外へ出す時期に入ります。汗や便だけでなく、鼻水や涙なども体の排出反応の一つ。春はこれらを止めすぎず、スムーズに巡らせる養生が大切です。
啓蟄は「冬から春への切り替え」
3月5日ごろから、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」に入ります。
冬眠していた虫が土の中から地上へ出てくる頃とされ、自然界では春の動きが一気に始まる時期です。
この季節の変化は、私たちの体にも同じように影響します。
冬のあいだ体の中にため込んでいたものを、少しずつ外へ出していくタイミングでもあるのです。
春は体のデトックスが始まる季節
春の養生を一言で言えば、「デトックス」です。
冬は寒さから体を守るため、エネルギーを蓄えやすい季節。
そのため体の中には、知らないうちにさまざまなものがたまりやすくなります。
春になると体は自然にそれらを外へ出そうとします。
例えば
- 汗
- 便
- 尿
といった排出はもちろんですが、それだけではありません。
鼻水や涙も体の排出反応
春になると、花粉症などで
- 鼻水
- 涙
- くしゃみ
が増える方も多いと思います。
つらい症状ではありますが、東洋医学の視点では、これらも体が不要なものを外へ出している反応と考えます。
つまり、春は体が「排出モード」に入る季節なのです。
春の養生のポイントは「止めないこと」
春の養生で大切なのは、
体の排出を無理に止めすぎないことです。
もちろん症状が強い場合は治療が必要ですが、体が外へ出そうとしている流れを、完全に止めてしまうのはよくありません。
むしろ
- 体を温める
- 軽く体を動かす
- 巡りをよくする
といったことを意識して、スムーズに外へ出る状態を作ることが大切です。
まとめ|春はスムーズな排出を大切に
啓蟄を迎える春は、自然界だけでなく、私たちの体も動き始める季節です。
冬にため込んだものを外へ出す「デトックスの季節」でもあります。
汗や便だけでなく、鼻水や涙も体の排出反応の一つ。
春はこれらを無理に止めるよりも、体の流れを整えて、スムーズに外へ出すことを意識してみてください。
それが春の養生の大切なポイントです。
FAQ よくある質問と答え
啓蟄(けいちつ)とはどんな季節ですか?
春はなぜデトックスの季節と言われるのですか?
鼻水や涙もデトックスの一つなのでしょうか?
春の養生では何を意識すればよいですか?
花粉症の症状は無理に止めない方がよいのでしょうか?
春の体調を整えるために日常生活でできることはありますか?
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この季節におすすめの漢方薬・漢方レメディ
漢方薬・漢方レメディの中には、過剰なアレルギー反応をやわらげるものがあります。抗ヒスタミン剤などとは違う作用メカニズムですので、アレグラやアレジオン、タリオンといった西洋医学の薬であまり効果が出ない場合は、こういったアレルギー反応を緩和するもののほうが効果が出る場合があります。
今年の花粉は一気に放出されたために、PM2.5や黄砂、排気ガスなどと入り混じって、かなり異物としての反応が強くなっているようです。そのため、これまで飲んでいた西洋医学の薬が効かないと言うお話も伺っています。そんな場合でも対処法はありますので、一度ご相談いただけたらと思います。
※漢方薬は体質や症状で適否が変わります。こちらは目安として挙げておりますので、どれが適しているかは、当院をはじめとする漢方に強い薬局・薬店でご相談ください。
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源保堂鍼灸院・院長
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
鍼灸師・登録販売者・国際中医師
東洋遊人会・会長/日本中医会・会長/東洋脉診の会・会長
東洋医学・中医学にはよりよく生活するための多くの智慧があります。東洋医学・中医学をもっと多くの方に身近に感じてもらいたい、明るく楽しい毎日を送ってほしいと願っております。






