【今週のひとこと養生訓】「春から初夏へと向かいます」
【今週のひとこと養生訓】
「春から初夏へと向かいます」2021年4月卯月・第5週
この記事のポイント
春の土用に入りました。GW中には立夏に入り、夏になりますね。季節の変わり目18日間は、胃腸を大切にして、慎重にお過ごしくださいませ。
春の土用を迎える
4月17日から春の土用に入りました。
これまで何度も口を酸っぱくして“土用は慎重に!”というお話をしてきましたので、『今週のひとこと養生訓』をご愛読していただいている方にとっては、もうすっかり耳にタコができる内容かと思いますが、それでも、やはりこの時期が大切なので、繰り返しであります。
土用は季節の変わり目ですので、とにかく気候、気温が変動します。
日も長くなってきていますし、気温も上がっています。
しかし、時には雨、時にはひんやりするときもあります。
それに伴い、身体もまたこの季節の変化に合わせていかなくてはいけません。
特に胃腸が大切です。
土用は胃腸のことを指しますので、胃腸が元気であれば有意義に過ごすことができますし、逆に胃腸を傷めやすい時期でもありますから、食べすぎや飲みすぎには注意が必要です。
この時期は特徴的な旬のものが出回ります。
筍、グリンピース、そら豆などなど。
こういった旬のものを食べますと、身体も旬に合わせようということになります。
そういえば、私も大学生の頃、この時期は恩師のお家にお邪魔して、裏山の竹やぶで筍堀りを楽しんだものであります。たくさんの筍を取り、仲のいい友達に持っていってあげたことを思い出します。この鍼灸の世界に入ったときも、ヘソ灸に使うための竹の輪切りを作るために、恩師の家を訪れたことがあります。今現在鍼灸院ではヘソ灸はしていませんが、鍼灸師になりたての頃は、とにかくいろいろな手技を学ぼうと、ヘソ灸にもチャレンジしていました。いつかヘソ灸のお話もしたいですね。
今回のこの『今週のひとこと養生訓』を思いついたときに、しばらく会っていない恩師のことを思い出し、今日は筍ご飯でも食べたいなと思いました。
オススメの漢方薬・漢方レメディ
- 健胃顆粒
- 健脾散エキス
- 晶三仙
漢方薬・漢方レメディに関しても、何かご希望などがありましたら、お気軽にご相談くださいませ。
これまでの『ひとこと養生訓』はこちらから
緊急事態宣言を受けて
残念なことに、またもや4月25日から緊急事態宣言が発令となりました。
東京や大阪など一部に限られていますが、それでもやはりどこか気分はすっきりしませんね。
緊急事態宣言が発令されますと、「鍼灸院はどうなるんですか?」というご質問を受けます。
鍼灸院は医療機関であります。
そして、医療は皆様の健康のためにあります。
鍼灸院は、病院ではカバーしきれない日常生活の不調の相談にのるところです。
むしろ、このような状況になったればこそ、鍼灸や東洋医学というものが求められていると思います。
ということで、鍼療・漢方相談は、これまで通り、通常の開院日時で行っております。
また、こらまでと同じように、消毒などの感染症対策に気を配ってまいりますので、安心してご来院ください。
ご予約時間ちょうどのご来院など、患者様にもご協力を賜るところもありますが、皆様ご自身のためでもありますので、そのあたりはご賢察のほどよろしくお願いいたします。
具体的な当院の感染症対策
- 院内の換気を十分に行う
- 院内の消毒を十分に行う
- 施術時の手指消毒をいつもより濃い消毒液で行う
- 3密にならないように配慮する
- 感染症に対する情報を常に収拾し、提供する
- スタッフはマスクを着用する
- 国の接触アプリを活用する
※ 院内はとても狭いため、3密にならないようにご予約時間ちょうどにいらしていただいております。皆様のご協力を賜りたいと思います。
ご予約に関して
ただいまみなさまには、ご予約の日時を2週間以内くらいのものにしていただいております。
といいますのは、医療機関といえども、政府や自治体、そしてお勤めの会社などから移動の制限をされる可能性もあり、また、ご予約日直前で発熱などがあった場合は受鍼をお断りせざるを得ないこともありますので、あまり先のご予約は予定が立ちにくいからです。
ご配慮いただきまして、ご予約をいただけたらと思います。
また、このような状況になりまして、みなさまそれぞれの生活環境なのかで時間を割いてご予約を取っている方がほとんどです。
安易なキャンセルや時間変更は、他の方のご予約の妨害行為となりますので、度重なる場合は今後の鍼療をお断りしますので、合わせてご賢察ください。
回数券に関して
回数券は、緊急事態宣言がありましても、有効期限の延長などはしておりません。
有効期限が近くなっている方は、ぜひともこの機会にこそ、鍼灸の真価を実感しにいらしていただきたいと思います。
患者様の中には、会社から外に出ないように言われていたりと、先の見通しが立たない方も多いようです。また、今回の第4波は変異株がかなりはびこってきているため、予断を許しません。
そこで、先行きがどうなるか読めず、医療機関といえどもどこまで責任を負えるかわからなため、この先長期で鍼療をお約束することが困難となっております。
そのため、誠に申し訳ございませんが、回数券の有効期限を3か月にさせていただきます。
過去二回の緊急事態宣言を振り返って熟慮した結果でございます。
今回の緊急事態宣言が急に行われたため、皆さまへのご通達が急になってしまったことをお詫び申し上げますとともに、これまで回数券があるからいらしていた方にとっては大変申し訳なく感じておりますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
尚、現在お持ちいただいている回数券に関しては、そこに記載されている有効期限で承りますので、その期限までにお越しいただけたらと思います。
感染予防のために、みなさまにはご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。