【今週のひとこと養生訓】「汗は血液からつくられます!!」2021年7月文月・第3週
【今週のひとこと養生訓】
「汗は血液からつくられます!!」2021年7月文月・第3週
この記事のポイント
体温の調整にとても重要な汗。この汗は血液からつくられます。血液の中の液体成分である血漿からつくられるのが汗です。汗をつくるためにも、血液が十分あることが大切になります。体温調整のためにも、鉄分の多い食品を取り入れるなどして十分な血液を作っていきましょう。
水もまた鍼療・漢方薬の対象に
体の60%は水です。
水は科学的にとても安定した物質で、身体の中でもとても有効に利用されています。血液であったり、細胞を満たす体液であったり、情報を伝達したりと、その用途も様々であります。
ということが分っているにもかかわらず、西洋医学ではこの体の水分を扱った分野はありません。治療についても、利尿剤があるくらいしか手段はなく、そもそも身体全体の水分の調整ということはあまり念頭にないようです。
一方の東洋医学は、古来より体に流れるものとして気・血・水という三つのものを挙げており、それぞれにおいて操作対象になっています。気・血・水は、ともに架空のものではなく、鍼やお灸、漢方薬を利用して操作することが可能なものとして扱います。西洋医学のような利尿剤的なものもありますし、それだけではなく、巡りをよくするものや、必要なところに導くなど、水に対して幅広い効果を発揮するツボや漢方薬があります。
水分については、東洋医学の方が得意であるといわれるゆえんはこのあたりにあります。
汗は血液から
夏になると当然ながら汗をかきます。
ここ数年酷暑続きで残暑も長くなっています。
それについれて熱中症も多くなってきています。
この汗は血液からつくられます。
体の表面に流れる血管から漏れ出てくる水分が汗ということになります。
ということは?
汗のためにも血液が十分に満たされていることがとても大切ということになります。
一般的には、汗をかくために水分補給、汗をかいたら水分補給ということが思い浮かぶかと思いますが、そもそもの血液が不足していたら、それだけでは不十分ということになります。
汗の元になる血液も補っていかないといけません。
血液が少ないと、そもそも汗が少なくなりますし、血液から水分が抜けますので、そのぶん血液もドロドロになりやすいということになります。
汗の元になる血液もへたりやすい今日この頃になりますので、水分補給だけではなく、血液補充の心がけもしてほしいかなと思います。
血液のためには鉄分、タンパク質が大切になります。
レバー、カツオ、マグロなど、いつも鍼療の際にお伝えしていることを守っていただけたらと思います。
- 鉄分の多いたんぱく質を摂る(レバー、カツオ、マグロ、アサリなど)
- 水分の補給は基本は水で
- スポーツドリンクは糖分が多いので飲みすぎにご注意ください
- 適度な汗は汗腺のトレーニングになるのでほどよく汗をかくことも忘れずに
※ 表参道は、東京オリンピックの会場である国立競技場が近く、臨時の駐車場もできております。人出が増えて混雑が予想されること、交通も混乱するかと思いますので、ご予約の場合はそのあたりを鑑みてご検討ください。
おすすめの漢方薬・漢方レメディ
- 婦宝当帰膠
- 逍遙顆粒
- 心脾顆粒
- 大棗(なつめ)
漢方薬・漢方レメディに関しても、何かご希望などがありましたら、お気軽にご相談くださいませ。
むくみ改善のハーブティーもご用意しておりますので、そちらも併せてお気軽にご相談ください。
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感染防止対策について
日本鍼灸師会の感染防止対策を実施
源保堂鍼灸院が所属している日本鍼灸師会では、感染防止対策のチェックリストを作成しております。
ただいま当院では、その感染防止対策チェックリストを元にした対策をしております。
これからも、皆様が安心してご来院できるように努めてまいります。
※ご予約(キャンセルや時間変更がないようになど)やご来院(時間通りにご来院いただくことなど)のことで、患者様にもご協力を求める場面があります。ご協力いただきまして、誠にありがとうございます。
一部の患者様の中には、ご協力いただけない方がおりますが、こういった方々のご来院はお断りしておりますので、ご安心していらしてください。
鍼灸院は医療機関であります。
そして、医療は皆様の健康のためにあります。
このような状況になって、皆様のご健康に寄りそう鍼灸や東洋医学が求められていると思います。
源保堂鍼灸院は、皆様の健康のとまり木、そして総合的な東洋医学のケアとして、これからも研鑽を続けていく所存でおります。
鍼灸院は、病院ではカバーしきれない日常生活の不調の相談にのるところです。
いわば、“かかりつけ鍼灸院”です。
患者様、ご家族の方のための医療機関として、源保堂鍼灸院はこの時期もしっかりと皆様のサポートをしてまいりたいと思います。
具体的な当院の感染症対策
- 院内の換気を十分に行う
- 院内の消毒を十分に行う
- 施術時の手指消毒をいつもより濃い消毒液で行う
- 3密にならないように配慮する
- 感染症に対する情報を常に収拾し、提供する
- スタッフはマスクを着用する
- 国の接触アプリを活用する
※ 院内はとても狭いため、3密にならないようにご予約時間ちょうどにいらしていただいております。皆様のご協力を賜りたいと思います。
ご予約に関して
ただいまみなさまには、ご予約の日時を2週間以内くらいのものにしていただいております。
といいますのは、医療機関といえども、政府や自治体、そしてお勤めの会社などから移動の制限をされる可能性もあり、また、ご予約日直前で発熱などがあった場合は受鍼をお断りせざるを得ないこともありますので、あまり先のご予約は予定が立ちにくいからです。
ご配慮いただきまして、ご予約をいただけたらと思います。
また、このような状況になりまして、みなさまそれぞれの生活環境なのかで時間を割いてご予約を取っている方がほとんどです。
安易なキャンセルや時間変更は、他の方のご予約の妨害行為となりますので、度重なる場合は今後の鍼療をお断りしますので、合わせてご賢察ください。
回数券に関して
回数券は、緊急事態宣言がありましても、有効期限の延長などはしておりません。
有効期限が近くなっている方は、ぜひともこの機会にこそ、鍼灸の真価を実感しにいらしていただきたいと思います。
患者様の中には、会社から外に出ないように言われていたりと、先の見通しが立たない方も多いようです。また、今回の第4波は変異株がかなりはびこってきているため、予断を許しません。
そこで、先行きがどうなるか読めず、医療機関といえどもどこまで責任を負えるかわからなため、この先長期で鍼療をお約束することが困難となっております。
そのため、誠に申し訳ございませんが、回数券の有効期限を3か月にさせていただきます。
過去二回の緊急事態宣言を振り返って熟慮した結果でございます。
今回の緊急事態宣言が急に行われたため、皆さまへのご通達が急になってしまったことをお詫び申し上げますとともに、これまで回数券があるからいらしていた方にとっては大変申し訳なく感じておりますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
尚、現在お持ちいただいている回数券に関しては、そこに記載されている有効期限で承りますので、その期限までにお越しいただけたらと思います。
感染予防のために、みなさまにはご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。