【今週のひとこと養生訓】「鶏皮で皮膚の潤いを!!」2021年10月神無月・第2週
【今週のひとこと養生訓】
「鶏皮で皮膚の潤いを!!」2021年10月神無月・第2週
この記事のポイント
東洋医学では、“弱っている臓器があれば、同じものを食べる”という発想があります。秋から冬にかけて、乾燥が強くなってきます。お肌が荒れたり、荒れたところから風邪なども入りやすくなりますので、鶏皮などを召し上がってみてはいかがでしょうか?
秋の乾燥
台風の後、天気がいい日が続いておりますね。
しかし気温も上がり、日中と夕方以降気温差が激しいので、体調管理がたいへんかとは思います。
そん中でさらに気になってきたのが“乾燥”です。
まだ本格的な乾燥シーズンの前ではありますが、鼻がぐずぐずしだしたり、くしゃみが多くなったり、喉が痒いといったことが出たりしていませんか?
これは秋の花粉症であることが多いです。
その直接の原因は花粉なのですが、突き詰めていけば、皮膚や粘膜の乾燥が素因にあります。
皮膚や粘膜が潤っていて、しっかりとガードしてくれていれば、花粉は身体の表面で止まり、中には入りません。
この2週間ばかり、花粉症の症状を訴えている方が増えております。実際に自覚症状はなくても、脈診をしてみると花粉症であることが分るくらいの軽いケースのものもあります。
花粉症だけではなく、カゼなどのウイルスも同じ経路から入ってくることになります。このような状況が続きますと、新型コロナウイルスの第六波もまた現実のものになりますので、今からでもしっかりと皮膚・粘膜の養生をしておきたいところですね。
以臓補臓
東洋医学の薬膳では、“以臓補臓”という考え方があります。
日本語に訳すと、“臓を以って臓を補う”ということ。
これをさらに意訳しますと、“病んでいる臓器があれば、同じ臓器を食べて補いましょう”というもの。
ということで、皮膚の乾燥ですから、皮膚を食べる・・・。
つまり・・・乾燥対策に鶏皮を食べてみましょう、ということになります。
もちろん、皮であればよいので、鶏皮限定ではないのですが、鶏皮は実際コラーゲン質も多く、焼鳥屋さんで手軽に買えるということもありますので、取り入れやすいかなと思います。
秋の食卓の一品として、鶏皮をそえてみてはいかがでしょうか。
鶏皮が苦手な方は、鮭の皮など、お魚などでも良いですので、お好みで食べてみてくださいね。
おすすめの漢方薬・漢方レメディ
- 麦味参
- 衛益顆粒
- 百潤露
- 響聲白龍散
- 板藍のど飴
- 香ロゼア
など
東洋医学では、皮膚は肺や大腸と繋がっていると考えています。
乾燥してきますと、呼吸器系も疲れやすくなりますので、心肺機能を助けたり、呼吸機能を維持しておくことが大切になります。また、内臓の粘膜は胃腸の調子とも関係していますので、胃腸の消化機能も大切にしてほしいなと思います。そういった漢方薬・漢方レメディもありますので、必要を感じたときなどは鍼療時にでもご相談ください。
その他にハーブティーもご用意しておりますので、そちらも併せてお気軽にご相談ください。
これまでの『ひとこと養生訓』はこちらから
https://genpoudou.com/category/one-point-curing-advice/
感染防止対策について
日本鍼灸師会の感染防止対策を実施
源保堂鍼灸院が所属している日本鍼灸師会では、感染防止対策のチェックリストを作成しております。
ただいま当院では、その感染防止対策チェックリストを元にした対策をしております。
これからも、皆様が安心してご来院できるように努めてまいります。
※ご予約(キャンセルや時間変更がないようになど)やご来院(時間通りにご来院いただくことなど)のことで、患者様にもご協力を求める場面があります。ご協力いただきまして、誠にありがとうございます。
鍼灸院は医療機関であります。
そして、医療は皆様の健康のためにあります。
このような状況になって、皆様のご健康に寄りそう鍼灸や東洋医学が求められていると思います。
源保堂鍼灸院は、皆様の健康のとまり木、そして総合的な東洋医学のケアとして、これからも研鑽を続けていく所存でおります。
鍼灸院は、病院ではカバーしきれない日常生活の不調の相談にのるところです。
いわば、“かかりつけ鍼灸院”です。
患者様、ご家族の方のための医療機関として、源保堂鍼灸院はこの時期もしっかりと皆様のサポートをしてまいりたいと思います。
具体的な当院の感染症対策
- 院内の換気を十分に行う
- 院内の消毒を十分に行う
- 施術時の手指消毒をいつもより濃い消毒液で行う
- 3密にならないように配慮する
- 感染症に対する情報を常に収拾し、提供する
- スタッフはマスクを着用する
- 国の接触アプリを活用する
※ 院内はとても狭いため、3密にならないようにご予約時間ちょうどにいらしていただいております。皆様のご協力を賜りたいと思います。
ご予約に関して
ただいまみなさまには、ご予約の日時を2週間以内くらいのものにしていただいております。
といいますのは、医療機関といえども、政府や自治体、そしてお勤めの会社などから移動の制限をされる可能性もあり、また、ご予約日直前で発熱などがあった場合は受鍼をお断りせざるを得ないこともありますので、あまり先のご予約は予定が立ちにくいからです。
ご配慮いただきまして、ご予約をいただけたらと思います。
また、このような状況になりまして、みなさまそれぞれの生活環境なのかで時間を割いてご予約を取っている方がほとんどです。
安易なキャンセルや時間変更は、他の方のご予約の妨害行為となりますので、度重なる場合は今後の鍼療をお断りしますので、合わせてご賢察ください。
回数券に関して
回数券は、緊急事態宣言がありましても、有効期限の延長などはしておりません。
有効期限が近くなっている方は、ぜひともこの機会にこそ、鍼灸の真価を実感しにいらしていただきたいと思います。
患者様の中には、会社から外に出ないように言われていたりと、先の見通しが立たない方も多いようです。また、今回の第5波は変異株がかなりはびこってきているため、予断を許しません。
そこで、先行きがどうなるか読めず、医療機関といえどもどこまで責任を負えるかわからなため、この先長期で鍼療をお約束することが困難となっております。
そのため、誠に申し訳ございませんが、回数券の有効期限を3か月にさせていただきます。
過去三回の緊急事態宣言を振り返って熟慮した結果でございます。
これまで回数券があるからいらしていた方にとっては大変申し訳なく感じておりますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
尚、現在お持ちいただいている回数券に関しては、そこに記載されている有効期限で承りますので、その期限までにお越しいただけたらと思います。
感染予防のために、みなさまにはご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。