【今週のひとこと養生訓】「梨で肺を潤しましょう!!」2021年9月長月・第2週

今週のひとこと養生訓(C)表参道・青山・原宿・渋谷エリアにある源保堂鍼灸院Tokyo Japan Acupuncture Clinic

【今週のひとこと養生訓】
「梨で肺を潤しましょう!!」2021年9月長月・第2週

この記事のポイント
今年は9月7日に白露を迎えました。この前の処暑からだいぶ秋が近づくころになります。秋の前半は温燥といいまして、体にまだ熱がこもっている状態でありながら、乾燥するという時期になります。自然界では梨がおいしくなるころですので、食卓に出してみてはいかがでしょうか。

温燥の時季に

 『今週のひとこと養生訓』では、年初の頃に今年の季節の移り変わりの傾向を予測しております。東洋医学にあります五運六気というものを使って予測をしていますが、大まかな季節の巡りを前もって知っておくことは養生につながりますので、こういったことも東洋医学の一部として受け継がれているわけであります。

 その暦でいきますと、今年は割と順調であるということ。
 しかし、順調であるがゆえに、やや早めにしっかりと季節がやってくる、そんな印象となります。

 あれだけ暑かった猛暑も立秋で一度落ち着いて、さらに今年は9月7日に白露を迎えて、ここ数年の中では9月初旬においてもすでに秋の気配を感じやすくなっているように思います。

 空を見ても、朝夕の涼しさを感じても、“秋”の印象が強くなっています。

 東洋医学では、秋を二つに分けます。

 二つに分けるとは前半と後半ということになりますが、前半は夏の名残が残っている秋。秋は乾燥が季節の特徴なので、温かい乾燥で、“温燥(おんそう)”といいます。そして後半は冬に近づいて寒さが出てくる秋ということで、“涼燥”といいます。

 ということで、この時期は“温燥”になります。

梨で温燥を乗り切りましょう

 「温燥」の特徴は、秋の涼しさが感じられるようになりながらも、身体の中にまだ暑さが残っている、身体の中と外がちぐはぐになっている状態です。身体の中にほてり感を感じるのも、この時期が多くなります。

 夏の名残が内熱という形で残りながら、かつ乾燥もやってくる。

 熱を取りながら、そして乾燥も防ぐ・・・。

 そんな食べ物は・・・?

 その答えが「梨」なのであります。
 梨はほどよく身体の中の熱を取り、そして乾燥も防いでくれます。

 前回のオリンピックの時、選手として来日した元サッカー日本代表監督のオシムさんは、合宿地から自転車でぶらぶらとしていたら、おばあさんに呼び止められて、そこで収穫していた果物をいただいたそうです。それが梨だったそうなのですが、みずみずしく、ほんのり甘い、今まで味わったことがない果実、そしておばあさんの飾らない優しさに感動したそうで、そのあたりから日本との縁を感じていたそうです。
 オシムさんが梨をいただいたところは、おそらく調布あたりではないかと言われているそうですが、都内や都内近郊でもまだまだ果物を作っている農家があったということでもありますよね。

 香水、豊水、長次郎、二十世紀、あかづきなど、梨の品種もたくさんあります。
 こういった幅広い品種があるのも日本ならではということでしょうか。

 この季節限定で現れてくれる梨。
 自然界はとてもありがたいものですね。

 自然に感謝、食材に感謝であります。

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おすすめの漢方薬・漢方レメディ

  • 麦味参顆粒
  • 健脾散顆粒
  • 健胃散顆粒
    など

 新型コロナウイルスのワクチン接種も進んでおります。
 1回目、2回目と、それぞれに副反応が出ている方も出てきております。

 こういった症例を観ながら、東洋医学的にどうしてこのような副反応が出るかを考察しておりまして、鍼灸、漢方薬での対処法を作っております。

 鍼灸も、漢方薬も、そして薬膳も、皆様の健康のために寄与できることがたくさんありますので、お気軽にご相談ください。

 その他にハーブティーもご用意しておりますので、そちらも併せてお気軽にご相談ください。

これまでの『ひとこと養生訓』はこちらから

感染防止対策について

日本鍼灸師会の感染防止対策を実施

 源保堂鍼灸院が所属している日本鍼灸師会では、感染防止対策のチェックリストを作成しております。

 ただいま当院では、その感染防止対策チェックリストを元にした対策をしております。

 これからも、皆様が安心してご来院できるように努めてまいります。

 ※ご予約(キャンセルや時間変更がないようになど)やご来院(時間通りにご来院いただくことなど)のことで、患者様にもご協力を求める場面があります。ご協力いただきまして、誠にありがとうございます。

 鍼灸院は医療機関であります。
 そして、医療は皆様の健康のためにあります。
 このような状況になって、皆様のご健康に寄りそう鍼灸や東洋医学が求められていると思います。

 源保堂鍼灸院は、皆様の健康のとまり木、そして総合的な東洋医学のケアとして、これからも研鑽を続けていく所存でおります。

 鍼灸院は、病院ではカバーしきれない日常生活の不調の相談にのるところです。

 いわば、“かかりつけ鍼灸院”です。

 患者様、ご家族の方のための医療機関として、源保堂鍼灸院はこの時期もしっかりと皆様のサポートをしてまいりたいと思います。 

具体的な当院の感染症対策

  • 院内の換気を十分に行う
  • 院内の消毒を十分に行う
  • 施術時の手指消毒をいつもより濃い消毒液で行う
  • 3密にならないように配慮する
  • 感染症に対する情報を常に収拾し、提供する
  • スタッフはマスクを着用する
  • 国の接触アプリを活用する

※ 院内はとても狭いため、3密にならないようにご予約時間ちょうどにいらしていただいております。皆様のご協力を賜りたいと思います。

ご予約に関して

 ただいまみなさまには、ご予約の日時を2週間以内くらいのものにしていただいております。
 といいますのは、医療機関といえども、政府や自治体、そしてお勤めの会社などから移動の制限をされる可能性もあり、また、ご予約日直前で発熱などがあった場合は受鍼をお断りせざるを得ないこともありますので、あまり先のご予約は予定が立ちにくいからです。
 ご配慮いただきまして、ご予約をいただけたらと思います。

 また、このような状況になりまして、みなさまそれぞれの生活環境なのかで時間を割いてご予約を取っている方がほとんどです。
 安易なキャンセルや時間変更は、他の方のご予約の妨害行為となりますので、度重なる場合は今後の鍼療をお断りしますので、合わせてご賢察ください。

回数券に関して

 回数券は、緊急事態宣言がありましても、有効期限の延長などはしておりません。
 有効期限が近くなっている方は、ぜひともこの機会にこそ、鍼灸の真価を実感しにいらしていただきたいと思います。

 患者様の中には、会社から外に出ないように言われていたりと、先の見通しが立たない方も多いようです。また、今回の第5波は変異株がかなりはびこってきているため、予断を許しません。

 そこで、先行きがどうなるか読めず、医療機関といえどもどこまで責任を負えるかわからなため、この先長期で鍼療をお約束することが困難となっております。

 そのため、誠に申し訳ございませんが、回数券の有効期限を3か月にさせていただきます

 過去三回の緊急事態宣言を振り返って熟慮した結果でございます。
 
 これまで回数券があるからいらしていた方にとっては大変申し訳なく感じておりますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 尚、現在お持ちいただいている回数券に関しては、そこに記載されている有効期限で承りますので、その期限までにお越しいただけたらと思います。

感染予防のために、みなさまにはご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。

これまでの『ブログ・鍼たま』の記事

瀬戸郁保 Ikuyasu Seto

源保堂鍼灸院の院長をしています。

“人生を楽しく過ごすこと” 、これが東洋医学の根幹にあります。
つらい症状で人生までもが暗くならないよう、豊かな人生のためのご相談にのれたらと願っています。

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