気分あらたに!源保堂鍼灸院HP変遷記
2004年の開業から13年
10年一昔(ひとむかし)のいろいろ
俗に“10年ひと昔”といいますが、早いもので源保堂鍼灸院も開業して14年が経ちました。
開業当初は“石の上にも三年”の思いで、とにかくやってみようと、後先も考えずに船出をしました。
開業時にアドバイスをしてくれた知人からは、「360度、くまなく丁寧に」という言葉をいただきました。
そこで鍼灸鍼療の技術だけを磨いているだけで満足してはいけないと、そのほか、鍼灸院内の掃除や患者様の接客など、全てにおいて毎日チェック。そんなことを繰り返し、繰り返し、そして訂正するところは訂正し、改善に次ぐ改善の日々でした。
その甲斐あってか、定期的にいらっしゃってくれていた患者様からも、「毎回進化していますね」とお褒めの言葉をいただきうれしく思いながらも、まだまだ改善の余地あり、そしてさらにその上を目指し。
また、このとき大切だなと思ったことは、常に患者様からのご指摘を大事に受け止めること。そしてそれを取り入れて実践するということ。
今思いますと、患者様からのお声によってさまざまなことが成長できてきたなと感じます。これからもこの姿勢は続けていこうと強く思うのであります。
常に気を配る、患者様からの声は必ず活かす、このあたりは今も変わらない方針の一つであります。開業してしばらくして、上の階ににオーラジャパンというオーラの写真が撮れる会社が入りましたが、先日その方がここを出るというご挨拶を受けました。
ほぼ同時に同じ地で開業してきましたから、お互い寂しくなりますねと会話をしました。
右も左も分らない中で、どうにかこうにかお互い10年を超えるだけやってこられたのも、何かのご縁だなと思いました。
そのオーラジャパン、私が開業した頃に放送した『アド街ック天国』の表参道特集に出たんです。
たしか四国の三本松に出張治療をしているとき、何気につけていたテレビからその放送が流れてきました。
同じ建物の中にある事務所がテレビに出て、すごいなぁ、うちも来ないかななんて思ったりして、うらやましいような、さみしいような、なんとも不思議な気分で観ていたわけですが、この間の『アド街ック天国』は奇しくも表参道特集。
その特集を見ていて、ああこんなこともあったよなと思い出しました。
方やここを出て、方やここにまだ存続する、その交差の仕方が人生の縮図そのものです。その後、源保堂鍼灸院も取材を受けるくらいにはなって、この時のさみしさも解消されました。どうにかやってきたこの13年、ひとえにこれも、いらしてくださっている患者様のお陰であります。本当にありがとうございます。
ホームページ制作秘話
ホームページビルダーとの苦闘
開業当初、やはりホームページは必要だろうということで、早速ビックカメラでホームページビルダーというソフト(今風にいえばアプリケーション)を購入して作り始めました。
こうして書き出して思いだしたのは、開業する半年前くらいに実家がある箱根から東京にやってきたのですが、その頃はまだ開業場所が見つかっていなかったので、友達の部屋に間借りをして、その時は往診をしたり、四国に出張したり、月に一度は永福町の公民館のようなところでマッサージをしたりと、点々としながら仕事をしていました。
その時に、開業するならホームページも作らなくちゃということで、作り始めたんだなぁと思い出しました。
しかし当時は知識もほとんどなかったので、その頃入っていたプロバイダーのフリーのエリアでホームページを立ち上げてました、そういえば。
ここはうろ覚えなのですが、たしか捲土重来を期して再度東京に来たときは、しばらく往診専門でやっていて、ホームページのようなものをちょっと作っていたような記憶もあるのですが、どうだったか・・・。どうでもいいことですが・・・。
いずれにせよ、その頃は患者様も少ないですから時間はたっぷりあります。たっぷり時間がある分仕事はしていいないわけで、生活は苦しわけですが、ホームページを作ることは嫌いではないので、それはそれで気持ちは上々でした。さぁ、やるぞ!という気持ちも強かったし、とにかく必死でしたから。
それから半年経ち、いよいよ表参道で開業することになり、ホームページもしっかり作り込まなくてはと作業に取りかかりました。
開業したてで患者さんも少ないですから、今よりはるかに時間がありましたので、鍼療、鍼灸・東洋医学の勉強の合間にホームページ作成に時間を割いて、当時持っていた安価なコンパクトデジカメ(今は亡きミノルタのもの!)で写真を撮ったりしていました。
ホームページを作るための本を購入し、その通り作っていく段階で、ドメインの取得をしたほうがいいというのを知ったり、データ量はなるべく少なくするなど、様々なことをコツコツと学んでいきました。
でも、私はSEとかプログラマーとか、本職でウェッブデザイナーとかをしているわけではありませんので、当然ホームページビルダーで作るしかないわけです。
少しだけデザインの心得みたいなものはあるので、まぁまぁ満足できるかなと思うくらいはできるようになりました。
しかし、事件発生です。
ある時、そのホームページを見た友達が、「このソースはひどすぎる!」といって緊急で電話をしてくれたのです。
細かいことは省きますが、とにかくソース(ホームページがどのように表示されるかを命令するコマンド)がぐちゃぐちゃで、しかも見るパソコンによって構成が崩れるんです。
当時はスマートフォンやタブレットなどはありませんでしたから、まだそれでも許せましたけど、今もしそのままだったらとんでもない話です。
で、友達がその乱れたソースを修正してくれました。
やれやれと思って友達の修正版を読み込んで作り直したのですが、しかしまたひどいソースになってしまったのです!
どうやらその時に使っていたホームページビルダーは、勝手に上書きされてしまう仕様で、これはだめだと観念しました。
せっかく友達が協力してくれたというのに・・・。
そしてAdobeのGO LIVEへ
そして今度はアドビのGO LIVEというソフト。
さすがアドビで、バグは多かったですがかなり重宝して使えたのを覚えています。
しかしその後、ホームページ作成の主流はCSSというものを使ったものへ。
GO LIVEはそれには対応していませんでした。
そしてさらに悪いことに、GO LIVEは開発打ち切りで終売へ。
GO LIVEを使い始めて4~5年くらいの頃だったでしょうか。
ここで、またまた他のソフトを探すことになったのです。
CSSに挑戦するも挫折しBINDへ
そこでCSS対応のドリームウィーバーにしたわけですが、これはとっても難しいソフトであっさりと高速で挫折。。
そこから今度はデジタルステージ社のBINDにしたのですが、すごく動作が遅く、さらにバグも多い・・・。
データをアップしている間に動作が止まったことなんか何度もありまして、何度時間を無駄にしたことか・・・。
しかしそれでもデザイン性のあるホームページが作れましたし、便利な機能もあったりもしましたから、我慢して使っていました。
BINDは、毎年毎年バージョンアップされ、その度に使い勝手もよくなり、それなりにデジタルステージ社ががんばっているという雰囲気も伝わってきました。CSS対応のホームページが自力で作れないのだから、もう地獄に仏です、行けるところまで付いていきました。
そしてBINDからの裏切り
しかし、あまりに遅い動作。
時間を無駄にするタイミングで起きるバグ落ち。
腹立つこともありました、悲しくなることもありました。
それでも、それでも付いていったんです、忠実なユーザー!
そして、そして、バージョン8でかなり速い処理速度に変貌し、よし、これでやっとストレスフリーで使えるぞ!と思ったら、なんと写真データなどがおかしくなったのです。
さらにさらに、それでも仕方ないと思い直して写真を入れ直そうとしたら、その度にソフトが落ちる!
もうどうしようもないです、完全なる不良品です。
サポートに問い合わせても、「お役に立てずにすみません」で何も解決してくれません。
お金をどぶに捨てたようなものです。
お金を出して料理を頼んだに、料理が出てこないようなものです。
そこで、デジタルステージ社が推薦していたサーバー上で動くBINDにしたのですが、これも全然ダメでした・・・。
というのは、それ用にまたデータを作り直さなくてはいけないのです・・・。
いや、無理でしょう・・・。
これだけ膨大なサイトに育っているのに・・・。
ユーザーへの裏切りですよね、本当に・・・。
とうとう堪忍袋の緒が切れました。
かといって他に代替案もないので、1年以上ホームページを放置。
一年度頃ではないか、計3年くらいにはなってしまったかな?
そんなこんなでワードプレスへ
どうしたものかと思っていた矢先、鍼灸学校のときの同級生が助言してくれました。ワードプレスがいいよ!って。そこで、ようやく最近ワードプレスに移行することを決意しました。これまでワードプレスに何度か挑戦したことがあるのですが、いまいちよく分からず、もともとブログを書くのに良いと言われているものなので、いや、私が作りたいのはブログじゃないしなぁ、と思っていたのですけども、いくつか本を読んでみますと、固定ページというものがあり、これでホームページらしいページも作れるということ。よし、これからはこちらでやってみようか!ということで、新たなホームページのはじまりです。気分新たに、また一歩一歩。どうぞよろしくお願いいたします。
奮闘は続くよどこまでも
以下、2021年9月4日追記
2017年からホームページをワードプレスというシステムに変更しました。
世界でもっともよく使われているシステムだけに、よくできています。長い物には巻かれろとはよくいったもので、こういったものはよく使われているものを素直に使うのが一番だなと感じました。
これで安泰。
もうホームページ問題では悩まなくて済むだろうと思ったのです。
しかしその矢先に、ワードプレスの仕様が変更になりました。
Gutenbergというシステムに大きく変更したのです。
この大幅な変更は、既存のユーザーからは総スカンといった感じでした。たぶん、今もそんな感想を持っている人が大勢なのかなと思います。というのは、ワードプレスはこれまでの仕様の更新やサポートを数年後には終了するとアナウンスするし、新しいGutenbergも使い勝手がいまいち・・・。これでは既存のユーザーからそっぽを向かれても仕方がありません。
でも、そこは後戻りはできません。
今後、新しいGutenbergの使い勝手がもっともっと改善していくことを期待し、そして一般ユーザーの中でも端っこに位置する私なんぞは、そこにまた追いついていかなくてはいけません。
ということで、この世にインターネットが出現し、そして自分のサイトをもっている限り、これから先もまだまだHPとの奮闘は続いていくのであります。
ワードプレス移行の際に参考にした書籍
源保堂鍼灸院・院長
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
鍼灸師・登録販売者・国際中医師
東洋医学・中医学にはよりよく生活するための多くの智慧があります。東洋医学・中医学をもっと多くの方に身近に感じてもらいたい、明るく楽しい毎日を送ってほしいと願っております。
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