『養生訓』を読む 第15回|畏 ― 養生を支えるたった一字
今回の『養生訓』は・・・ 養生とは、特別なことをすることではありません。むしろ、日々の中で「やりすぎないこと」「崩さないこと」にあります。 貝原益軒は『養生訓』の中で、健康を保つための要を、たった一字で示しています。 そ…
今回の『養生訓』は・・・ 養生とは、特別なことをすることではありません。むしろ、日々の中で「やりすぎないこと」「崩さないこと」にあります。 貝原益軒は『養生訓』の中で、健康を保つための要を、たった一字で示しています。 そ…
内気を充実させること 原文(巻之一・総論上・10章) 風・寒・暑・湿は外邪なり。是にあたりて病となり、死ぬるは天命也。聖賢といへど免れがたし。されども、内気実してよくつつしみ防がば、外邪のおかす事も亦まれなるべし。飲食…
欲を欲しいままにしないように 原文(巻之一・総論上・9章) 人の耳・目・口・体の見る事、きく事、飲食ふ事、好色をこのむ事、各其このめる慾あり。これを嗜慾と云。嗜慾とは、このめる慾なり。慾はむさぼる也。飲食色慾などをこら…
まず、心気を養う 原文(巻之一・総論上・9章) 養生の術は先(ず)心気を養ふべし。心を和にし、気を平らかにし、いかりと慾とをおさへ、うれひ、思ひ、をすくなくし、心をくるしめず、気をそこなはず、是心気を養ふ要道なり。又、…
人の命は我にあり、天にあらず 原文(巻之一・総論上・8章) 人の元気は、もと是天地の万物を生ずる気なり。是人身の根本なり。人、此気にあらざれば生ぜず。生じて後は、飲食、衣服、居処の外物の助によりて、元気養はれて命をたも…
人の命は我にあり、天にあらず 原文(巻之一・総論上・7章) 人の命は我にあり、天にあらずと老子いへり。人の命は、もとより天にうけて生れ付たれども、養生よくすれば長し。養生せざれば短かし。然れば長命ならんも、短命ならむも…
寿命はみんな長く与えられている 原文(巻之一・総論上・6章) 凡(すべて)の人、生れ付たる天年はおほくは長し。天年をみじかく生れ付たる人はまれなり。生れ付て元気さかんにして、身つよき人も、養生の術をしらず、朝夕元気をそ…
減らす、控える、守りから 原文(巻之一・総論上・5章) 凡(およそ)養生の道は、内慾をこらゆるを以(て)本とす。本をつとむれば、元気つよくして、外邪をおかさず。内慾をつつしまずして、元気よはければ、外邪にやぶれやすくし…
減らす、控える、守りから 原文(巻之一・総論上・4章) 養生の術は、先(ず)わが身をそこなふ物を去べし。身をそこなふ物は、内慾と外邪となり。内慾とは飲食の慾、好色の慾、睡の慾、言語をほしゐままにするの慾と、喜・怒・憂・…
命は天地父母からの授かりもの 原文(巻之一・総論上 3章) 園に草木をうへて愛する人は、朝夕心にかけて、水をそそぎ土をかひ、肥をし、虫を去て、よく養ひ、其さかえを悦び、衰へをうれふ。草木は至りて軽し。わが身は至りて重し…
命は天地父母からの授かりもの 原文(巻之一・総論上・2章) 万の事つとめてやまざれば、必(ず)しるし(験)あり。たとへば、春たねをまきて夏よく養へば、必(ず)秋ありて、なりはひ多きが如し。もし養生の術をつとめまなんで、…
命は天地父母からの授かりもの 原文(巻之一・総論上・1章-3) 此如くならむ事をねがはば、先(まず)、古の道をかうが(考)へ、養生の術をまなんで、よくわが身をたもつべし。是人生第一の大事なり。人身は至りて貴とくおもくし…
命を粗末にすることは最大の親不孝 原文(巻之一・総論上・1章-2) 況(いわんや)大なる身命を、わが私の物として慎まず、飲食・色慾を恣(ほしいまま)にし、元気をそこなひ病を求め、生付たる天年を短くして、早く身命を失ふ事…
命は天地父母からの授かりもの 原文(巻之一 ・総論上・1章-1) 人の身は父母を本とし天地を初とす。天地父母のめぐみをうけて生まれ、又養はれたるわが身なれば、わが私の物にあらず。天地のみたまもの(御賜物)、父母の残せる…
『養生訓』を読んでみよう 鍼灸師になりたての頃、いや、鍼灸学校に通っている頃だから、正確にはまだ鍼灸師の卵だった頃のこと。私は、とある鍼灸の流派の勉強会に通っていた。今は辞めてしまったけれど、当時はとても勉強になるもの…