【今週のひとこと養生訓】「”目”は”肝”とつながっています!!」 

今週のひとこと養生訓(C)表参道・青山・原宿・渋谷エリアにある源保堂鍼灸院Tokyo Japan Acupuncture Clinic

【今週のひとこと養生訓】
「”目”は”肝”とつながっています!!」2021年3月弥生・第1週

 この記事のポイント
五感器の一つである目。東洋医学では、目は肝臓とつながっていると考えています。春は肝臓の季節で、そこにつながる目もまた変動しやすくなります。日差しも強くなり、花粉で目を傷めやすいので、目の養生もしていきましょう。

五感器と臓器のつながり

 東洋医学では、古来より体の部位と内臓のつながりを観察してきました。
 このつながりはまだ科学的には証明されないところも多々ありますが、臨床においては、”なるほど、確かに!”と、事実としてこの関係が存在することが実感されます。

 このつながりのなかに、耳や鼻といった五感器との関係を記したものがあります。
 それでいきますと、肝臓とつながっているのが目であります。

 前回、前々回のブログで、春は肝臓・胆のうの季節で、そのために春は肝臓に変動をきたしやすいというお話ししました。
 ここからさに考えますと、肝臓は目とつながっていますので、目にも影響が出やすいということができます。

 冬から春に季節が移り替わり、気温の上昇もさることながら、日差しにその変化を感じることが多くなってくると思います。晴れた日に外を散歩していると、”もう春の太陽だなぁ”と感じるかと思います。
 これまでは冬の中で太陽の力も弱く、日差しをあまり感じなかったなかで、こうして急激に日差しが強くなると、目はまだそれに慣れていませんので、びっくりして疲れやすくあります。

 そこで、目を労わることが大切になります。
 スマートフォンが普及し、PC作業が日常化している昨今において、目の健康は常に心掛けたいところではありますが、肝臓の季節である春においては、なおのこと注意していきたいものです。
 また、花粉症の方は目をこすることが多くなると思いますので、目への負担を軽くして、しっかりとケアをしていきましょう。

目によいクコ

 クコをご存じですか?

 杏仁豆腐の上にのっている赤い粒といったら思い出す方も多いかと思いますが、この赤い粒がクコです。クコは古来よりアンチエイジングの実として珍重されてきた食材・生薬の一つで、滋養強壮作用として利用されていますが、その中でも目によいとされています。

 最近では、クコというよりもゴジベリーという英語表記で、スーパーフードのひとつに挙げられます。この流れにそって現在は研究も盛んなようで、抗酸化作用が強いといったことなどが証明されています。また、目によいルチンという成分も豊富なため、古来より伝えられてきた”目によい”ということも解明されつつあるようです。

目のために守ってほしい養生

 日差しが本格的に強くなってくるのはまだ先ではありますが、目が弱い方は、日差しが強くなり始める今頃からケアをしておきたいところですね。

  • PC、スマホの使いすぎを避ける
  • PC、スマホを使いすぎたときは定期的に目を休める
  • 蒸しタオルのようなもので目を温める
  • 遠くをみたり、近くをみたりを交互にする
  • 目の体操をする
  • クコを食べる
  • ブルーライトカット製品を使う

オススメの漢方薬・漢方レメディ

目によい漢方薬

  • 杞菊地黄丸

目によい漢方レメディ

  • クコジュース

 漢方薬・漢方レメディに関しても、何かありましたら、お気軽にご相談くださいませ。

これまでの『ひとこと養生訓』はこちらから

2021.2の緊急事態宣言延長を受けて

鍼灸院は医療機関ですので、よっぽどの要請がない限り鍼療を続けていきます。

これまで通り、またそれ以上に消毒などの感染症対策に気を配ってまいります。
ご予約時間ちょうどのご来院など、患者様にもご協力を賜るところもありますが、皆様ご自身のためでもありますので、そのあたりはご賢察のほどよろしくお願いいたします。

具体的な当院の感染症対策
  • 院内の換気を十分に行う
  • 院内の消毒を十分に行う
  • 施術時の手指消毒をいつもより濃い消毒液で行う
  • 3密にならないように配慮する
  • 感染症に対する情報を常に収拾し、提供する
  • スタッフはマスクを着用する
  • 国の接触アプリを活用する

※ 院内はとても狭いため、3密にならないようにご予約時間ちょうどにいらしていただいております。皆様のご協力を賜りたいと思います。

ご予約に関して

ただいまみなさまには、ご予約の日時をなるべく2週間以内くらいのものにしていただいております。
といいますのは、政府や自治体、そしてお勤めの会社などから移動の制限をされる可能性もあり、また、ご予約日直前で発熱などがあった場合は受鍼をお断りせざるを得ないこともありますので、あまり先のご予約は予定が立ちにくいからです。
ご配慮いただきまして、ご予約をいただけたらと思います。

また、このような状況になりまして、みなさまそれぞれの生活環境なのかで時間を割いてご予約を取っている方がほとんどです。
安易なキャンセルや時間変更は、他の方のご予約の妨害行為となりますので、度重なる場合は今後の鍼療をお断りしますので、合わせてご賢察ください。

感染予防のために、みなさまにはご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。

これまでの『ブログ・鍼たま』の記事

瀬戸郁保 Ikuyasu Seto

源保堂鍼灸院の院長をしています。

“人生を楽しく過ごすこと” 、これが東洋医学の根幹にあります。
つらい症状で人生までもが暗くならないよう、豊かな人生のためのご相談にのれたらと願っています。

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