軆(からだ)
身体が豊かであること
軆
「体」という漢字の古い字体は「軆」または「體」という字を書く。
これは十二部位を総合したからだを表現している。
十二部位とは頂(頭)、面(顔)、頤(あご)、肩、脊(背)、臀(おしり)、肱(ひじ)、臂(腕)、手、股(太もも)、脛(すね)、足を言う。
また、「体」という漢字は「第」に通じ、骨肉、毛血、表裏、大小などが順序良く並ぶという意味もある。
体とはこういった部分が総合して出来たもので、とても精妙に出来ている、とても「豊か」なものである。「からだ」という漢字一つの中にも、東洋哲学・東洋医学の身体観が現れている。今一度この体の豊かさに気づくことで、日ごろの疲れた体を労わってあげたいものである。

源保堂鍼灸院・院長
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
鍼灸師・登録販売者・国際中医師
東洋医学・中医学にはよりよく生活するための多くの智慧があります。東洋医学・中医学をもっと多くの方に身近に感じてもらいたい、明るく楽しい毎日を送ってほしいと願っております。
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