お「灸」という字
お灸の意味とは?

お灸という字は、「久」と「火」から成り立っている。
これは「久」=長期間という意味で、お灸は長い期間をかけてすえていくものですよ、という意味が込められている。
東洋医学の特徴の一つは予防医学である。それは、病にかかりにくい身体に体質を改善していくこと、または大きな病になる前に小さな病のうちに治療をしていく、という考え方である。
このようにお灸という漢字は、お灸は少しずつ長い期間かけてすえていくことで、その効果がだんだんと身体に積み重なっていくことを我々に教えてくれている。はるか昔の先人達が発明してくれたこのシンプルな治療法。昔の先人がその本質を喝破して表現した漢字の成り立ちとともに、この医療の大切さをご理解していただきたいと思います。

源保堂鍼灸院・院長
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
鍼灸師・登録販売者・国際中医師
東洋医学・中医学にはよりよく生活するための多くの智慧があります。東洋医学・中医学をもっと多くの方に身近に感じてもらいたい、明るく楽しい毎日を送ってほしいと願っております。
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