【今週のひとこと養生訓】春の貧血かも?東洋医学で見る「肝」と血の関係と養生法

この記事の要点
春は「肝」と「血」が重要な季節
東洋医学では、春は「肝(かん)」の働きが活発になる季節とされています。西洋医学的に見ても、肝臓は人体最大の臓器で、さまざまな仕事をしてくれています。免疫系統であったり、血液系統であったり、その働きは多岐にわたります。
東洋医学でもそういった捉え方は同じで、肝は血を蓄え、全身に巡らせる役割を持っています。
血が十分に満たされていることで、身体も心もスムーズに働くことができます。
なぜ春は貧血になりやすいのか?
春は、血を消耗しやすい要因が重なる季節です。
- 気温上昇による代謝の活発化
- 花粉などへの対応(解毒作用の増加)
- 環境の変化によるストレス
これらにより、知らず知らずのうちに血が消耗されやすくなります。
血が不足すると、肝の働きも低下し、全身に影響が現れます。
春の貧血サインチェック
以下のような症状がある場合、春の「血不足」が関係している可能性があります。
- 目の疲れやかすみ
- イライラしやすい
- 不安感が強い
- 眠りが浅い・寝つきが悪い
- 疲れやすい
これらはすべて、東洋医学でいう「血虚(けっきょ)」のサインです。
血を補うおすすめ食材
春は「血を補う食事」を意識することが大切です。
特におすすめの食材はこちら:
- レバー
- 赤身の肉
- 魚
- 貝類
- ナッツ類
これらは血を養い、肝の働きを助けてくれます。
春を健やかに過ごす養生のコツ
食事だけでなく、生活習慣も重要です。
- 目を酷使しすぎない
- 夜更かしを控える
- ストレスを溜めない
- 軽い運動で気の巡りを整える
春は「巡り」と「補い」のバランスが大切です。
まとめ
春は「肝」と「血」が深く関わる季節です。
不調を感じたら、それは血不足のサインかもしれません。
血をしっかり補い、春を健やかに過ごしましょう。

FAQ よくある質問と答え
春になるとイライラするのはなぜ?
春の貧血は普通の貧血と違いますか?
すぐできる対策はありますか?
目の疲れと血は関係ありますか?
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【おすすめの漢方薬】
この季節におすすめの漢方薬・漢方レメディ
漢方に使われる生薬には、特定の臓器に入りやすいという性質があります。この性質のことを「帰経(きけい)」と言います。
肝臓によく帰経する生薬が柴胡(サイコ)とよばれるもの。
柴胡が入っている漢方薬には、逍遙散、航気散、柴胡桂枝湯など様々なものがあります。その中からどれが良いのかは、源保堂鍼灸院にてご相談ください。
※漢方薬は体質や症状で適否が変わります。こちらは目安として挙げておりますので、どれが適しているかは、当院をはじめとする漢方に強い薬局・薬店でご相談ください。
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源保堂鍼灸院・院長
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
鍼灸師・登録販売者・国際中医師
東洋遊人会・会長/日本中医会・会長/東洋脉診の会・会長
東洋医学・中医学にはよりよく生活するための多くの智慧があります。東洋医学・中医学をもっと多くの方に身近に感じてもらいたい、明るく楽しい毎日を送ってほしいと願っております。








