【今週のひとこと養生訓】冬は腎の季節です!!

今週のひとこと養生訓(C)表参道・青山・原宿・渋谷エリアにある源保堂鍼灸院Tokyo Japan Acupuncture Clinic

【今週のひとこと養生訓】
「冬は腎の季節です!!」 2020年11月霜月・第2週

この記事のポイント冬は腎の季節です。春に発芽をするために、大切なエネルギーを充実させていきましょう。
漢方相談もできる鍼灸院がおくる今週のひとこと養生(C)肩こり・腰痛・寝違い・頭痛・生理痛など源保堂鍼灸院Tokyo Japan Acupuncture Clinic

立冬を迎えました

 先週末の11月7日に立冬を迎えました。
 テレビのお天気ニュースなどでは、“秋の紅葉を”という言葉が飛び交っていますが、暦の上ではもう冬となります。最近は時に毎年の平均よりも寒い日もありましたので、冬を実感することもあったかと思いますが、いよいよここから冬に入りますので、本格的に寒さや冷えには気をつけていきたいところです。

冬は腎の季節

 東洋医学では、万物は四季と重なって変化していくという考え方があり、実際にその通りに過ごしてみると快適なことばかり。これからの冬においても、寒いときは寒いときらしく、寒さを楽しみながらも寒さに負けない養生をすることがよろしいかと思います。

 冬で大切なことは、“腎の季節である”ということに尽きます。

 と、いきなり言っても分らないですよね・・・。

 腎とは、喩えていうとタネの状態のことを指します。
 柿のタネを見てもらうと分ると思いますが、タネは外側が固く閉じられています。しかし一方の中は軟らかくなっています。

 これは、タネが冬の寒さを堪え忍ぶために外を固く守り、かつ、温かい春がやってきたら発芽するエネルギーを内に秘めている状態です。この内に秘めているエネルギーのことを、東洋医学では“精”、“精気”といい、腎に格納されているので、“腎気”ともいいます。

 冬は腎の季節なので、うまく養生していけば腎が元気になります。腎は生命の源ですから、この冬の季節を味方にして腎を育てていきたいところです。
 しかし、腎の季節だからこそ、両刃の剣、あまり腎に良くない生活をしていると、腎の精気を損ねやすくもあります。一度減ってしまった精気を元に戻すのはかなりたいへんなことになりますので、このあたりを念頭に置いてお過ごしいただけたらと思います。

精気・腎気を浪費しないために

 精気・腎気は生命の源。ロウソクのロウのようなものです。ロウソクの火を灯すように、少しずつ大切に使っておきたいものです。そこで、次のようなことに気をつけて下さいね。

  • 夜は休息し、十分な睡眠を

  • 山芋・豚肉など補腎になる食材をたくさん摂りましょう

  • 体を冷さないように気をつけましょう(特に下腹部)

  • 甘いものの食べ過ぎに気をつけましょう

  • 魂をつめ過ぎないようリラックスも十分に

補腎のために

 今年は、年初からの流行病に大きく心を揺さぶられ、悲しみにくれたり、右往左往、悲喜こもごもの一年だったと思います。この先どうなってしまうのか、先が見えないというなかで、強くそして長いストレスを感じた方も多かったのではないでしょうか。こういった過度なストレスの中では、腎気が失われてしまいます。
 実際に患者様の体を診ていましても、かなりの方が精気を消耗してきたように感じます。そこで、源保堂鍼灸院のブログでは、補腎についてのお話しを重ねてしてきた時期がありました。今一度、その記事をご覧いただけたらと思います。

これまでの『ひとこと養生訓』はこちらから

今週のおすすめ漢方

補腎の漢方薬

“腎気を補う”ということで、「補腎薬」という分類のものがあります。
腎気は一度減ると回復に時間がかかるため、強力な補腎薬でサポートしてあげることが重要です。
源保堂鍼灸院で扱っているイスクラの漢方薬には、様々な種類の補腎薬があります。
 一言で補腎薬といっても、腎気はさらに腎精、腎陰、腎陽などに分かれる複雑なものです。このあたりの処方は体を診ないと分らないこともありますので、最近元気がなくなっているなと感じている方などは、お気軽にご相談下さい。

補腎の漢方薬

 補腎の漢方薬・漢方レメディをまとめておこうと思いつつ、まだ出来ておりませんので、主なものを挙げておきます。

※ イスクラの製品は、ふだんは対面での漢方相談をしての販売が原則なのですが、外出がはばかれる時ですので、現在は配送も可能となっております。ただし、患者様ファーストから、やはり体や心の状況を問診いたしますので、まずはラインやメールなどでご相談下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルスCOVID-19対策として

源保堂鍼灸院では、感染予防のために努めております。

具体的な当院の感染症対策
  • 院内の換気を十分に行う
  • 院内の消毒を十分に行う
  • 施術時の手指消毒をいつもより濃い消毒液で行う
  • 3密にならないように配慮する
  • 感染症に対する情報を常に収拾し、提供する
  • スタッフはマスクを着用する

※ 院内はとても狭いため、3密にならないようにご予約時間ちょうどにいらしていただいております。皆様のご協力を賜りたいと思います。

ご予約に関して

ご予約の日時に関しては、なるべく2週間以内くらいのものにしてください。
といいますのは、感染の状況によっては、政府等の政策で移動が制限されたりする可能性もあり、また、ご予約日直前で発熱などがあった場合は受鍼をお断りせざるを得ないこともありますので、あまり先のご予約は予定が立ちにくいと思います。
ご配慮いただきまして、ご予約をいただけたらと思います。

また、このような状況になりまして、みなさまそれぞれの生活環境なのかで時間を割いてご予約を取っている方がほとんどです。
安易なキャンセルや時間変更は、他の方のご予約の妨害行為となりますので、度重なる場合は今後の鍼療をお断りしますので、合わせてご賢察ください。

(C)肩こり・腰痛・寝違い・頭痛・生理痛など源保堂鍼灸院Tokyo Japan Acupuncture Clinic

表参道・青山・源保堂鍼灸院
Tel. 03-3401-8125
https://genpoudou.com/

ご予約はこちらから

瀬戸郁保 Ikuyasu Seto

源保堂鍼灸院の院長をしています。

“人生を楽しく過ごすこと” 、これが東洋医学の根幹にあります。
つらい症状で人生までもが暗くならないよう、豊かな人生のためのご相談にのれたらと願っています。

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