【今週のひとこと養生訓】「秋バテしていませんか?」2021年8月葉月・第4週

今週のひとこと養生訓(C)表参道・青山・原宿・渋谷エリアにある源保堂鍼灸院Tokyo Japan Acupuncture Clinic

【今週のひとこと養生訓】
「秋バテしていませんか?」2021年8月葉月・第4週

この記事のポイント
秋は一年の中でも一番すごしやすい頃で、心と体の調子を整えるとてもいい機会になります。しかし秋バテをしているとせっかくの季節が台無しになってしまいます。夏の疲労がそろそろ出てきて、秋バテになってしまわないよう、しっかりと養生してほしいなと思っております。

秋バテを知っていますか?

 夏もお盆を過ぎて、気がつけば9月の声が聞こえてきていますね。

 残暑が厳しいですが、季節は着実に循環し、体は秋に向かっているところ。

 しかし、なかなかすぐに追いつきません。
 8月の半ばに涼しい日がありましたが、こういった涼しさを感じてしまうと体は熱いのか涼しいのか、どっちに調整していいのかわからなくなり、自律神経にも影響を与えて疲れが取れにくくなります。

 このような夏から秋への移行期の疲れを、最近では“秋バテ”といったりもします。

 秋は気が充実し、涼しくて過ごしやすく、食欲も回復してくる頃。
 本来であれば、秋は一年の中でも一番過ごしやすい時季でもあり、体と心の体制を立て直す良い季節であります。
 これから続く秋を快適に過ごし、一息つくためにも今のうちに“秋バテ”の芽は摘んでおきたいところですね。

秋バテは自律神経、水分代謝などから

 まだまだ暑い日中ですが、夕方になるとやや気温が下がってくるのがわかります。熱帯夜もまだありますが、朝になると涼しさを感じ、ときには寒いと思うときもあるくらい、これまでの暑さ一辺倒できた季節から、“処どころ暑い”というのが処暑(処暑の名称にはいくつか説がありますが)。

 もう秋が近づいていると信じたいけれど、でも、やっぱり暑いよ、そんな愚痴が聞こえてきそうですね。

 真夏の頃は、体は暑さに対抗しようと頑張ってくれています。もちろん冷房も使って、夏野菜も食べて、しっかり養生して乗り越えていく、そんな心がけも手伝って、しっかりと暑さへ対処してきたと思います。

 しかしここにきて、一息つく。
 やれやれ夏も終わっていくかとちょっと気が抜けるころであります。
 こういった緊張が途切れるときが体調を崩すことにもなります。

 この時季、もし次のような不調を感じたら、それは秋バテかもしれません。

  • 寝ても疲れが取れない
  • 元気が出てこない
  • 朝が起きづらくなってきた
  • 口やのどが渇く
  • 食欲がない
  • 風邪でもないのに咳が出る
  • 手足がほてる
  • 秋の花粉症が出てきた

 これらの症状は、主に自律神経がうまく体をコントロールできないことから起きています。

 その原因は、以下のようなことが。

  • これまでの暑さでエネルギーを消耗している
  • 一日の気温差が激しくなってくる
  • 冷房の中で生活して1か月以上で体の芯が冷え始めている
  • 夏に汗をかいて体の水分の調整がうまくできなくなっている
  • 汗をかいて血液の量が少なくなっている
  • 冷たいものを摂ってきたので胃腸が冷えている
    などなど・・・

 以上のような原因のいくつかは、自分でやってしまっていることもあります。しかし、猛暑・酷暑を耐え忍ぶものですから、これはこれで致し方のないこと。決して否定するものではありません。夏は夏で体はがんばってくれました、体に感謝であります。

 が、しかし、季節は秋に入っていますので、そろそろ秋へとモードを換えていく心づもりが大切です。
 二十四節気の処暑、そんな季節だなとまずは思っていただくだけでも、養生になります。

秋へのシフトチェンジと秋バテ対策

 これからは秋へのシフトチェンジになります。
 冒頭にもお話ししましたように、秋は心と体をリセットするにはとてもいい季節です。
 ここを大切にすることで、またここからの一年が楽になっていきます。

 以下のことをしてみてください

  1. 睡眠を十分とりましょう
  2. ぬるめのお風呂につかりましょう
  3. 気を補う食品を摂りましょう
    レンコン、梨、ぶどう、ゆり根など
  4. 香辛料など刺激物は控えめに

おすすめの漢方薬・漢方レメディ

  • 麦味参顆粒
  • 冠元顆粒
  • 杞菊地黄丸
  • 八仙丸
    など

 新型コロナウイルスのワクチン接種も進んでおります。
 1回目、2回目と、それぞれに副反応が出ている方も出てきております。

 こういった症例を観ながら、東洋医学的にどうしてこのような副反応が出るかを考察しておりまして、鍼灸、漢方薬での対処法を作っております。

 鍼灸も、漢方薬も、そして薬膳も、皆様の健康のために寄与できることがたくさんありますので、お気軽にご相談ください。

 その他にハーブティーもご用意しておりますので、そちらも併せてお気軽にご相談ください。

これまでの『ひとこと養生訓』はこちらから

感染防止対策について

日本鍼灸師会の感染防止対策を実施

 源保堂鍼灸院が所属している日本鍼灸師会では、感染防止対策のチェックリストを作成しております。

 ただいま当院では、その感染防止対策チェックリストを元にした対策をしております。

 これからも、皆様が安心してご来院できるように努めてまいります。

 ※ご予約(キャンセルや時間変更がないようになど)やご来院(時間通りにご来院いただくことなど)のことで、患者様にもご協力を求める場面があります。ご協力いただきまして、誠にありがとうございます。

 鍼灸院は医療機関であります。
 そして、医療は皆様の健康のためにあります。
 このような状況になって、皆様のご健康に寄りそう鍼灸や東洋医学が求められていると思います。

 源保堂鍼灸院は、皆様の健康のとまり木、そして総合的な東洋医学のケアとして、これからも研鑽を続けていく所存でおります。

 鍼灸院は、病院ではカバーしきれない日常生活の不調の相談にのるところです。

 いわば、“かかりつけ鍼灸院”です。

 患者様、ご家族の方のための医療機関として、源保堂鍼灸院はこの時期もしっかりと皆様のサポートをしてまいりたいと思います。 

具体的な当院の感染症対策

  • 院内の換気を十分に行う
  • 院内の消毒を十分に行う
  • 施術時の手指消毒をいつもより濃い消毒液で行う
  • 3密にならないように配慮する
  • 感染症に対する情報を常に収拾し、提供する
  • スタッフはマスクを着用する
  • 国の接触アプリを活用する

※ 院内はとても狭いため、3密にならないようにご予約時間ちょうどにいらしていただいております。皆様のご協力を賜りたいと思います。

ご予約に関して

 ただいまみなさまには、ご予約の日時を2週間以内くらいのものにしていただいております。
 といいますのは、医療機関といえども、政府や自治体、そしてお勤めの会社などから移動の制限をされる可能性もあり、また、ご予約日直前で発熱などがあった場合は受鍼をお断りせざるを得ないこともありますので、あまり先のご予約は予定が立ちにくいからです。
 ご配慮いただきまして、ご予約をいただけたらと思います。

 また、このような状況になりまして、みなさまそれぞれの生活環境なのかで時間を割いてご予約を取っている方がほとんどです。
 安易なキャンセルや時間変更は、他の方のご予約の妨害行為となりますので、度重なる場合は今後の鍼療をお断りしますので、合わせてご賢察ください。

回数券に関して

 回数券は、緊急事態宣言がありましても、有効期限の延長などはしておりません。
 有効期限が近くなっている方は、ぜひともこの機会にこそ、鍼灸の真価を実感しにいらしていただきたいと思います。

 患者様の中には、会社から外に出ないように言われていたりと、先の見通しが立たない方も多いようです。また、今回の第5波は変異株がかなりはびこってきているため、予断を許しません。

 そこで、先行きがどうなるか読めず、医療機関といえどもどこまで責任を負えるかわからなため、この先長期で鍼療をお約束することが困難となっております。

 そのため、誠に申し訳ございませんが、回数券の有効期限を3か月にさせていただきます

 過去三回の緊急事態宣言を振り返って熟慮した結果でございます。
 
 これまで回数券があるからいらしていた方にとっては大変申し訳なく感じておりますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 尚、現在お持ちいただいている回数券に関しては、そこに記載されている有効期限で承りますので、その期限までにお越しいただけたらと思います。

感染予防のために、みなさまにはご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。

これまでの『ブログ・鍼たま』の記事

瀬戸郁保 Ikuyasu Seto

源保堂鍼灸院の院長をしています。

“人生を楽しく過ごすこと” 、これが東洋医学の根幹にあります。
つらい症状で人生までもが暗くならないよう、豊かな人生のためのご相談にのれたらと願っています。

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