【今週のひとこと養生訓】花粉症は防げます|東洋医学の「湿」対策:雨水の養生と食事のコツ
この記事の要点

【今週のひとこと養生訓】
花粉症は防げます|東洋医学の「湿」対策:雨水の養生と食事のコツ
花粉症は「湿」で悪化しやすい:東洋医学の考え方
「国民病」とも言われる花粉症。
毎年つらい思いをしている方も多いと思いますが、東洋医学の目線では、花粉症は養生の結果であって、それ自体は病気ではないと考えます。
花粉症の原因とされる花粉は、あくまできっかけ・引き金であって、花粉そのものは悪者ではありません。これまでの生活様式が根本的な原因なのであります。
そこで花粉症の解決法ですが、“体の受け止め方”、“防ぐ作法”を整えることがとにかく大事になります。
今週はその要点を、できるだけシンプルにまとめます。
雨水に入り、春の“湿り気”が増える
2月19日頃から二十四節気は「雨水」に変化します。
この雨水とは、雪が雨へ変わるという意味があり、これまで乾燥一辺倒であった空気にも、ゆるやかな潤いが戻ってくる頃となります。
つまりこの時季は、春の気配と同時に、湿も増えやすいタイミングになります。
東洋医学・中医学では、体の中に余分な湿気(=余分な水分・停滞)がたまると以下のような症状が出やすくなると考えます。
- 鼻水
- 痰
- 目のかゆみ
- 涙目
- 皮膚のかゆみ
どうでしょうか?
どれも花粉症の症状ですよね?
花粉という外からの刺激に対して、体の中の“湿”が多いほど反応が大きくなりやすい、ということをご理解いただけたらと思います。
変えられるところは変えていく
長く続けられる養生のコツは、ベストよりもベターを目指すことにあります。
できないことをやろうとして落ち込むよりも、できることをやって自信をつけることが大事です。その自信があいまって、また身体を育ててくれます。
そのために、変えられるもの変える作戦でいきましょう。
湿を増やしやすいもの
甘い物/乳製品/脂っこい物/冷たい物/アルコール
これらを、以下のようにしてみると、花粉症の予防になります。
- 冷たい飲み物 → 常温〜温かいお茶
- こってり → 汁物・蒸し料理・煮物
- 甘い間食 → 栗、お芋など自然な甘みのもの
- アルコール → 控えめに
- 乳製品 → 控えめに
※花粉症が軽め〜中度の方は、全部やめなくてOK。「回数を減らす」「量を半分」からで十分。
まとめ:今週は「花粉症予防・強化月間」気分で
繰り返しますが、花粉症は、自分の心がけ次第で防げる症状の一つです。
日本の医療費が上がっていく中で、心がけ一つで花粉症を防ぐことができれば、そのかなりの部分を削除できるのではないでしょうか。私たちが花粉症の時期に口を酸っぱくして何度も養生訓に載せているのは、それが日本のためになるから、という思いでもあります。
花粉症は、出てから抑えるよりも、出る前に体の土台を整えるほうが効きやすいことがあります。今週から春に向けて、ほんの少しだけでもいいのです、生活を調整してみてくださいと切にお願い申し上げます。
小さな一歩でOKです!
花粉症でよくある質問と答え
花粉症について、患者様からよく聞かれる質問とその答えになります
【おすすめの漢方薬】
この季節にオススメの漢方薬・漢方レメディ
これまで提唱してきましたように、花粉症対策は「入れない」「入っても排出する」「排出できなければ反応させない」この3つです。
それぞれに適切な漢方薬がありますので、鍼灸院にお越しの際は、どこが自分にとって必要なのか伺ってご相談ください。
お灸についても、その人それぞれでツボが違いますので、ご相談ください。
※ お灸の指導代として、当院でお灸を購入していただけたらと思います。通常よりもお安くお分けしております。
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源保堂鍼灸院・院長
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
鍼灸師・登録販売者・国際中医師
東洋遊人会・会長/日本中医会・会長/東洋脉診の会・会長
東洋医学・中医学にはよりよく生活するための多くの智慧があります。東洋医学・中医学をもっと多くの方に身近に感じてもらいたい、明るく楽しい毎日を送ってほしいと願っております。







