【今週のひとこと養生訓】トイレ近くなっていませんか?2020年12月師走・第2週
【今週のひとこと養生訓】
「トイレ近くなっていませんか?」
この記事のポイント
冬の寒さが増してきて、膀胱が冷えている方が多くあります。その結果トイレが近くなることもありますが、単純にそれだけではなく、腎虚によるものもあります。今年は変な気を遣わなければいけない一年でしたので、疲れが今になって出てきていることも。腎の力を今一度見直していきましょう。
膀胱が冷えている方が多かったです・・・
先週の皆様のお身体を診ておりますと、膀胱が冷えている方が多くなっておりました。
12月7日で大雪を迎えましたので、当然冷え込みが一段増してくる今日この頃ですから、それもそのはずではあります。
冷え性を訴えたり、寒くておトイレが近くなったなど、下半身に不調を感じることが出てきます。この時季は寒さが増してきますので、このように膀胱が冷えてくる方が多くなってきますので、鍼灸師とましては、こんなところでも冬が本格的にやってきたなと感じるときでもあります。
皆様の膀胱が冷えて冬が分るっていうのも、変な職業だなって思いますけど・・・(笑)
この時季になると増えてくるので、例年通りだなとは思うのですが、それでも、嫌ですよね、おトイレが近くなるのは。
腎と膀胱の関係
腎と膀胱は表裏関係
先月は「腎強化月間」と称して、冬に大切にする臓器である腎にスポットを当ててまいりました。ひと月やりましたので、次は別のテーマでいこうかと思ったりもして、師走に関係することとか、何か他にないかなと思いながらネタ探しをして過ごしておりました。
そんな中での膀胱の冷え急増。
では、膀胱とは・・・?
東洋医学では、臓器を表裏関係というペアで考えます。
このペアでみてみると、膀胱と表裏関係になるのが腎になります。
そうなんです、腎の力があってこその膀胱なのであります。
ということで、しつこいようですが、また腎のお話しをば・・・。
膀胱の力は腎から
膀胱はお小水を溜めて、外に出すところです。
この働きのエネルギーは、腎からやってきます。
腎には腎陽という温める作用があるのですが、この作用によってお小水が作られ、膀胱に運ばれます。そしてさらにお小水を作るだけではなく、お小水を溜める力も腎と関係しています。
トイレが近くなるのは、もちろん単純に体が冷えることによって起きるものもありますので、一概にすべての頻尿が腎からきているわけではありません。
でも、体を温めてもなかなか頻尿が改善しない場合は、腎の力が落ちている可能性もあります。これまでお話ししてきましたように、腎は脳と関係していたり、強く長く続くストレスで疲弊したりしますので、こういったことにお心当たりのある方は、今一度腎の力を見直して下さい。
腎パワーをチェックしよう!
先週の12月3日(2020年)に、ウェザーニュースのウェッブ版で、「腎の力」「腎パワー」について簡単なおはなしと、そのチェック項目を掲載させていただきました。
どうぞ、ご覧になって下さいね。
これまでの『ひとこと養生訓』はこちらから
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今週のおすすめ漢方
腎の気を強くするには、補腎が大切になります。
食事でも補うことができますが、それでは追いつかないくらいに疲弊している場合もあります。
また、腎気は様々なストレスによって弱っていきますので、定期的に漢方薬・漢方レメディで補充をしておくのも一つの手になります。そこで、補腎になるものをご紹介いたします。
腎気丸系列の漢方薬
腎の気を益すことで知られる腎気丸という処方があります。
この腎気丸のベースになる処方はかなり昔からあるのですが、それに続く歴代の医家たちが工夫を凝らし、いくつかの派生する腎気丸が出ています。
当院では、蘭州腎気丸、精華牛車腎気丸の二つをご用意しております。
補腎の漢方薬・漢方レメディ
これまでもご紹介してきましたように、イスクラ産業の漢方薬には、強力な補腎薬が豊富にあります。
参茸補血丸、参馬補腎丸、星火亀鹿仙、星火賢脳丹など、用途に合わせて取り揃えております。
何かご要望がございましたらお話しをいたしますので、お気軽にお尋ねください。
※ イスクラの製品は、ふだんは対面での漢方相談をしての販売が原則なのですが、外出がはばかれる時ですので、現在は配送も可能となっております。ただし、患者様ファーストから、やはり体や心の状況を問診いたしますので、まずはラインやメールなどでご相談下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。
新型コロナウイルスCOVID-19対策として
源保堂鍼灸院では、感染予防のために努めております。
具体的な当院の感染症対策
- 院内の換気を十分に行う
- 院内の消毒を十分に行う
- 施術時の手指消毒をいつもより濃い消毒液で行う
- 3密にならないように配慮する
- 感染症に対する情報を常に収拾し、提供する
- スタッフはマスクを着用する
- 国の接触アプリを活用する
※ 院内はとても狭いため、3密にならないようにご予約時間ちょうどにいらしていただいております。皆様のご協力を賜りたいと思います。
ご予約に関して
ご予約の日時に関しては、なるべく2週間以内くらいのものにしてください。
といいますのは、感染の状況によっては、政府等の政策で移動が制限されたりする可能性もあり、また、ご予約日直前で発熱などがあった場合は受鍼をお断りせざるを得ないこともありますので、あまり先のご予約は予定が立ちにくいと思います。
ご配慮いただきまして、ご予約をいただけたらと思います。
また、このような状況になりまして、みなさまそれぞれの生活環境なのかで時間を割いてご予約を取っている方がほとんどです。
安易なキャンセルや時間変更は、他の方のご予約の妨害行為となりますので、度重なる場合は今後の鍼療をお断りしますので、合わせてご賢察ください。
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Tel. 03-3401-8125
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