経絡とは?
経絡について
経絡とは、東洋医学において、気血が全身を巡る通路であり、臓腑と体表、各部位を連絡する機能的ネットワークを指す概念である。
人体を一体として捉えるための基本的な枠組みであり、病理・診断・治療のいずれにおいても重要な役割を担う。
経絡は、主に「経脈」と「絡脈」から構成される。経脈は身体を縦方向に走る主要なルートであり、絡脈はそれらを補完し、全身に広がる細かな連絡網として働く。これにより、臓腑と四肢、内と外が有機的につながっていると考えられる。
経絡は単なる解剖学的構造ではなく、気血の流れという機能的な概念であり、外邪の侵入経路となると同時に、内臓の状態が体表に反映される経路でもある。
そのため、痛みや違和感が経絡に沿って現れることがあり、診断や治療の重要な手がかりとなる。
臨床においては、経絡上の特定の部位である経穴(ツボ)を刺激することで、気血の流れを調整し、臓腑の機能を整える治療が行われる。これは鍼灸治療の基本原理であり、経絡理論の応用である。
また、薬物の作用を考える際にも経絡の概念は重要であり、各生薬がどの経絡に作用するかを示す「帰経」と密接に関係している。
「経絡」の定義
経絡とは、気血が巡り、身体全体をつなぐ“見えない通路”である。
経絡の働き
- 気血を全身に巡らせる
- 臓腑と体表をつなぐ
- 外邪の侵入経路となる
- 病変の反応が現れるルートとなる
臨床との関係
たとえば、肺経に異常がある場合、咳や呼吸器症状だけでなく、経絡の走行に沿って肩や腕の違和感として現れることがある。
このように経絡は、症状を「線」として捉える視点を与える。
また、鍼灸では経絡上の経穴を用いて気血の流れを整え、全身のバランスを調整する。
帰経との関係
生薬が特定の経絡に作用する性質は「帰経」と呼ばれる。
経絡を理解することで、「なぜその薬がその部位に効くのか」という理解が深まる。
経絡の分類
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 経脈 | 縦に走る主要ルート(十二経脈・奇経八脈) |
| 絡脈 | 経脈から分かれる枝、全身への連絡網 |

Save Your Health for Your Future
身体と心のために
今できることを

源保堂鍼灸院・院長
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
鍼灸師・登録販売者・国際中医師
東洋遊人会・会長/日本中医会・会長/東洋脉診の会・会長
東洋医学・中医学にはよりよく生活するための多くの智慧があります。東洋医学・中医学をもっと多くの方に身近に感じてもらいたい、明るく楽しい毎日を送ってほしいと願っております。
Goal to AuthenticAcupuncture
古医書を読み込んでいく
伝統鍼灸の基礎づくり
Goal to AuthenticAcupuncture
経絡治療・本治法を学んで
鍼灸治療家を目指していく
同じカテゴリーの記事一覧





1件のコメント