受験生
がんばれ受験生!
今朝開院前に青山学院前を散歩してきた。
青山学院大学の正門に、次から次へと受験生が吸い込まれていく。自分も十何年か前は、今日のような光景の中の一人であった。あのときの自分はいったいどんな気持ちでこの正門を通っただろうか・・・。
人より長く受験生をしていた自分にとって、受験時代は重く苦しい日々だった。しかし、その苦しい日々の中で出会った多くの光もある。
予備校の古文の講師、ラジオから流れてきた思い出の曲や赤いモーリスのギターなど・・・。そして、人より長く受験時代を過ごしたせいか、その期間勉強したことは今でも記憶に残り、自分の役に立っている。受験英語は旅の英会話にそのまま使えるようになったし、そして科目数を減らさずに勉強を続けた漢文は、今まさに、古医書を読むときに直結して役立っている。受験と言う小さな枠に囚われず、好奇心を継続してがんばって勉強してきたことが今日につながってきたと実感している。
がんばることが敬遠される時代になったという。
しかし同時にがんばることで開かれる時代は今でも続いている。
重く苦しい日々でも、次につながる光はそこかしこにあるものだ。
重圧に負けることなく、受験生達はこの季節をがんばることで、桜の季節に「顔晴る」ことができる。晴れ晴れとした顔で立ち向かい、晴れ晴れとした顔で、春には正門を通っていてほしい。
冬は明け 次第に緩む寒さかな。

源保堂鍼灸院・院長
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
鍼灸師・登録販売者・国際中医師
東洋医学・中医学にはよりよく生活するための多くの智慧があります。東洋医学・中医学をもっと多くの方に身近に感じてもらいたい、明るく楽しい毎日を送ってほしいと願っております。
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