急性腰痛(ぎっくり腰)の治療として安静が最も重要か?
ぎっくり腰の時はどうしたらいいか?
急性腰痛、つまりぎっくり腰の時は、ほとんどの指導書には「絶対安静が大事」ということが書いてある。つまり、ぎっくり腰になったら痛みが治るまでは動かないこと、これが鉄則であるという。
でも、実際にそうなのでしょうか?
Question
ぎっくり腰(急性腰痛)の時は、安静しているのが最もよいのでしょうか?
咽頭とは?食べ物と空気の通り道
Answer
安静が最もよいという科学的根拠やデータはない。痛みを生じない姿勢にしていることが大事であって、必ずしも安静が良いわけではない。
ぎっくり腰=絶対安静神話はどうして生まれた?
ぎっくり腰は、欧州では「魔女の一撃」と呼ばれるそうで、瞬時に激しい痛みに襲われます。なかにはこの世の終わりだと、絶望的に思う人も多いようです。また、ぎっくり腰あるあるで、重要な試合前や、楽しみにしていたイベントの前などに起きてしまうことも多く、これまでつらい思いをした人は多いのではないでしょうか。
そんなぎっくり腰に襲われると、大抵の場合は整形外科に飛び込むのではないでしょうか。
そしてレントゲンを撮り、大きな異常がなければ、“とにかく安静にしていてください”というアドバイスを受けて終わることがほとんどです。
しかし、それは本当に、普遍的なアドバイス、金科玉条の事実なのでしょうか?
そのアドバイスの根拠には、一つには「仰向けに寝ることによって症状が楽になる」ということと、もう一つは「椎間板内圧が仰向けの姿勢で最も低くなる」ということが、理論上考えられているからです。
しかし、実際にはどうなんでしょうか?
鍼灸臨床で経験すること
鍼灸院にはぎっくり腰(急性腰痛)でお越しなる方も多数おります。
それらの方々を見ていると、仰向けで寝ていることが辛いという方も大勢おります。足を伸ばしてベッドに寝ていると、どんどん痛みが増してくると訴える方もおります。こういった方は、とても仰向けに寝て絶対安静などはできません。
ということは、どうでしょうか?
このような状況を見ますと、「仰向けに寝ること」「絶対安静にいること」が必ずしも正しいアドバイスではないということがわかります。
もっと言ってしまうと、「ぎっくり腰(急性腰痛)になったらベッドの上で安静にする」という指導は、治療ではなく、ただ単に、動けないから寝ていなさいとうだけのことだったんです。
できるだけ早く動くこと
ぎっくり腰(急性腰痛)になると、“横になって安静にしてなさい”と整形外科でアドバイスをもらっても、横になっていると痛みが増してくるので、横になったり、ごろごろしたり適度に動いた方のが痛みが和らぐことを経験的に感じている人も多いのではないでしょうか?
“停滞していると治りが遅い”というのは東洋医学的なお話になるのですが、ぎっくり腰(絶対安静)では停滞するばかりですから、やはり体もそれを避けるために動きたいという本能が働くのかもしれません(これは科学的な根拠というより、感覚的・経験的なものではあります)。
ただし、鍼灸師として経験的に感じるのは、ただ放っておいているだけではやや時間がかかるように思います。一度でもいいので(ほんとうは2〜3回は受鍼するのがベストですが)、鍼灸を受けて、回復するスイッチを入れておくことで、痛みが緩和されるだけではなく、よりスムースに、その後の機能的回復にも良い結果が得られます。
よくある質問とその答え FAQ
Q. 咽頭と咽喉は同じものですか?
いいえ、別の部位です。咽頭は通り道、咽喉は声を出す器官です。Q. のどの痛みはどちらが原因ですか?
飲み込むと痛い場合は咽頭、声が出にくい場合は咽喉の可能性があります。Q. 喉のつまり感(梅核気)は鍼灸や漢方薬で治りますか?
古来から「梅核気」と命名されるくらいですので、鍼灸や漢方薬でも治療対象として改善させてきた歴史があります。喉のつまり感でお悩みの方は当院へお尋ねください。※ ただし、物理的に何かができている(食道ガン、咽頭ガンなど)場合もありますので、鍼を受ける前には、病院で検査をしておくことをお勧めいたします。
Q. ストレスでのどが詰まる感じがするのはなぜですか?
東洋医学では「気の巡り」が滞ることで起こると考えられます。東洋医学では、このような喉のつまり感を「梅核気」といいます。これは、「梅干しの種が詰まっているような感覚」という意味から命名されたのですが、この症状を経験した方なら、この言葉の感覚がよくわかるのではないでしょうか。Q. のどのケアでできることは?
乾燥を防ぐ、声を使いすぎない、十分な休息を取ることが基本です。読むとさらに深まる記事

源保堂鍼灸院・院長
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
鍼灸師・登録販売者・国際中医師
東洋遊人会・会長/日本中医会・会長/東洋脉診の会・会長
東洋医学・中医学にはよりよく生活するための多くの智慧があります。東洋医学・中医学をもっと多くの方に身近に感じてもらいたい、明るく楽しい毎日を送ってほしいと願っております。
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