浦島太郎伝説
浦島太郎伝説
昨夜お風呂から上がってテレビを着けたら、たまたま浦島太郎伝説というものをやっていました。
松本人志が出演している、『クレイジー・ジャーニー』という番組だ。
かつて旅好きであった私も、今は鍼灸院に閉じこもっている仕事に就いた身。
覚悟は決めつつも、この番組に出ている旅人は、やはり何だか羨ましい。
今回出ていた旅人は、伝説や昔話として架空の物語として語りつがれているものの中に、実在の人物がいるのではないかという視点で探検している人でした。
そして今回のターゲットが浦島太郎。
その内容は番組ホームページなどで見てほしいわけですが、ここでは私が以前聞いたことがある浦島太郎のお話をご紹介します。
浦島太郎は、鹿児島県に住んでいる実在の人物。
そして鹿児島県の沖合にある島に、歓楽街があったそうなのですが、それが竜宮城のモデルになったようです。
浦島太郎は、稼いだお金でその歓楽街に通い詰めて、お酒や女性に溺れに溺れてしまいます。
自分が稼いだお金はどんどん使い込み、お金がそこを尽きてしまいます。
そこでふと、浦島太郎は、親が大事にとっておいた玉手箱を思い出します。
あの立派な玉手箱の中には、きっと親が遺してくれた宝物があるはず。
そう思いついた浦島太郎は、竜宮城から自宅に帰ってきて、玉手箱を探し出します。
そして、いざ玉手箱を空けると、中身は空っぽ。
浦島太郎は途方に暮れて、年老いた自分の姿に愕然とする。
おしまい、おしまい。
昔話は、“めでたし、めでたし”で終わるものが多いですが、浦島太郎は決して“めでたい”物語ではないのであります。
このお話しも、私個人は確かめようがないので、本当かどうかは分りませんが、この話を聞いた方が言うには、昔話には、いくつもの教訓が込められているそうで、この浦島太郎の物語には、しっかり働くこと、自立すること、お金は大切だよといったことを伝えようとしたのだとか。
『クレイジー・ジャーニー』では、浦嶋子という人が、中国と交易をして、その地方に新しい文化を輸入し大いに栄え、人々のために働いたので、神様のような存在として崇められたという内容でした。これもこれで面白い説だなと思いますし、それも有り得るのかもしれません。
しかし私には、浦島太郎が放蕩息子で、気がついたら親の財産をすっかり散財していたというのがしっくりきます。
昔話が語る人生の教訓は、ずっと廃れずに今日まで伝わってきているのですから、とても普遍的な内容が込められていると思います。その内容をはっきりと認識していなくても、子供心にそこから物語のニュアンスなり、エッセンスなりを感じ取り、人生の指針として活かしてきたのが昔話なのだと思います。
そんなことを思った、雑談であります。
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